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2006年1月19日 (木)

この映画を見ました~「プライドと偏見」

見る前に、この邦題「プライドと偏見」がちょっと気になりました。

pp ジェーン・オースティンの原作小説は、原題"Pride and Prejudice"、邦訳タイトルは「高慢と偏見」です。原題は頭が"PR"で始まる言葉を並べていて、邦訳は「」で終わる4文字の言葉を並べています。いずれも口にした時の響きがリズミカルですっと頭に入って来ると思います。

それに引き換え「プライドと偏見」では、意味は同じですが語感から受ける感じが違い、原作が結構好きだったうさみはどうしてわざわざ「高慢」を「プライド」にしたのかが疑問です。「高慢」って最近のお嬢様にはピンと来ない言葉なんでしょうか?別に
NGワードじゃないですよね?映画の中のセリフではPrideを「高慢」と訳していたし・・・

・・・それはともかく、映画は全てイングランドでのロケで撮影というだけあって、
イギリスの田舎の美しさが満載です(#^.^#)。

特に、ダーシーの邸宅ペンバリーのロケ地として使われたChatsworthは、うさみがとっても行きたいと思っている場所で、お庭や内装などたっぷり見せてもらえて嬉しかったです(*^_^*) (前回イギリスに旅行したとき、ここに行く日帰りバスツアーに申し込んでいたのに、参加者が足りなくて催行されなかったという悲しい思い出があります(;O;)

主演のキーラ・ナイトレイは子供の頃から憧れていた役で、自分から監督に出演交渉したというだけあって、高慢で鼻持ちならないと思っている男に惹かれていくエリザベスをとてもうまく演じていました。
ただ、役柄としてはもう少し綺麗じゃなくてもいいのでは?と感じてしまいました。ご近所で評判の器量よしのお姉さん、ジェーンと並んであまり差を感じなかったので・・・(^_^;) 映画を見終わった後買ったパンフレットに、監督は最初キーラほどの美人をキャスティングするつもりはなかった、と書いてあり、あらやっぱりね(^^ゞ

この時代の女性のドレス、胸下でしめてあとはドレープでゆるやかに広がる形、とっても好みです(*^_^*)、イメージとしてはナポレオンの奥さんジョセフィーヌが着ていたようなドレスでしょうか。上品な薄い色が多くて、これなら今でもパーティーに着て行けるんじゃないかな~と思いました。

両親役のドナルド・サザーランドと、ブレンダ・ブレッシン、ダーシーの叔母役のジュディ・デンチがそれぞれとってもいい味を出していました。脇をしめる俳優さんがうまいと安心して映画を楽しめますね。

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コメント

映画を見た後、知人に借りて「伝説」のBBCミニ・シリーズも見ました。
両者を比べてみると・・・
エリザベスはどちらもきれい過ぎるかな? BBCのほうが、押さえた演技で、19世紀の淑女とはこんなもの。。。というのがよくわかりました。映画版のキーラのほうは描き方が現代的で、ここまで直接的な表現をするのかな?という感じはありました。笑い方があまりお上品ではありませんでしたね。
ダーシーがエリザベスに求婚するシーンはやたらとドラマチック(映画版)だったけど、BBCはもっと淡々とした感じ。
ダーシーの仏頂面対決はBBCのコリン・ファースに軍配。
脇役、レディ・キャサリンは映画版のジュディ・デンチのの迫力勝ち。
父親のドナルド・サザランドは渋い味でしたが、アメリカ英語が耳につきました。きちんとKing's Englishでしゃべってくれていたらもっと良かったのに。。。。少し残念です。

投稿: アラベスク | 2006年2月 6日 (月) 22時19分

>アラベスクさん
BBC版をご覧になった方はみなさんコリン・ファースのダーシーがよいとおっしゃっているようですね。私も見てみようかな~。昔みたことがあるような気もするんですが・・・
映画だと二人の恋愛をわりと大げさにもりあげざるを得ないところがありましたね。

投稿: うさみ | 2006年2月 6日 (月) 23時18分

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