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2006年8月26日 (土)

この映画を見ました~「幸せのポートレート」

前売り券を持っているのにずっと忘れていて、ふと気づいたら昨日で上映終了、慌てて見に行って来ました。

幸せのポートレート」、原題の”The Family Stone”(ストーン家の人々、という感じかな?)と全然違って何か曖昧なタイトル、と思っていましたが、後半で出てくる「肖像写真」(ポートレート)がカギになるからなのですね。Stone

ダイアン・キートンはうさみの好きな女優さんなので期待大でした。彼女のようにみずみずしさがあり、かつ年齢を重ねた落ち着きと知性を感じるおばさまになりたいものです(#^.^#)。


~この先ネタバレありです。~

映画前半は、クリスマスに恋人の家に招待されたキャリア・ウーマン、サラ・ジェシカ・パーカー演じるメレディスの嫌な部分ばかりが描き出され、恋人のエヴェレット(ダーモット・マローニー)は彼女のどこを好きになったんだろう?と、彼女をけむたがるストーン家の人々の気持ちに同調していました。

そもそも、クリスマスに初めて恋人の家族と会うのに、黒のテーラードスーツで行くのはどんなものでしょう?ビジネスじゃないんですから、もう少しソフトで女性らしさを感じる服がいいと思いますし、クリスマスという祝祭シーンに見合った華やかさもあっていいんじゃないかな~。・・・そのへんで、メレディスという女性のキャラクターが表現されているのですね。

ディナーの席で、エヴェレットの弟がゲイだということを侮辱するような発言をするに至っては、あ~、もうこの人は終わってる(T_T)・・・と思いましたが、泣きながら逃げ出した後、追いかけてくれたもう一人の弟(ルーク・ウィルソン)と飲みに行ってからのシーンで、彼女の隠れていた本質が現れます。

素直に自分の気持ちを表現できず、まわりに理解されたい・うまくやりたいと焦るばかりに一人で空回りしている臆病な女性。

わかっているからリラックスしろよ、と言ってくれる人がそばに来てくれてようやく本来の姿が出せたんですね、エヴェレットにしてもメレディスと一緒では考えもしなかった「自分の望み」に、メレディスの妹ジュリー(クレア・デインズ)と会って気付く。そういう意味ではこの映画は、あるカップルがクリスマスに出会ったお互いの兄弟を好きになって、もめた挙句に違う相手とうまく行く、というラブコメなのですが、そこに「家族」という存在がからんでもっと重い内容になっています。

とっても個性豊かなストーン家の面々、勝手なことを言い合っているようで、深い愛情と信頼でつながっています。それがわかるのは、聴覚障害のある弟のために、みんなが手話を使って会話するシーンです。直接彼に話しかける時だけでなく、彼がその場にいる時は必ず手話で会話する、とても自然にサポートしつつ、甘やしてはいない、いい家族です。
メレディスの登場と、お母さん(ダイアン・キートン)の乳癌再発で、揺れかけた家族の絆を言いたいことは全部言い合って結びなおし、数年後のクリスマスを描いたラストシーンにつながります。
伴侶や子供が増えてにぎやかなクリスマスツリーの下、でもそこにダイアン・キートンはいません。ポートレートの向こうから家族を見守ってくれている、という涙涙のエンディングでした。

「その結婚、あなたを輝かせてくれますか?」というキャプションで宣伝されていましたが、恋愛部分より家族の愛情部分にスポットを当てた方がよかったんじゃないかと思いました。

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