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2006年10月 6日 (金)

この映画を見ました~「キンキー・ブーツ」

イギリス本国で「フル・モンティ」以来の話題をさらったという映画、「キンキー・ブーツ」を見て来ました。Kinkiboots

公開前から楽しみにしていたのですが、一度レディースデイに見ようと思ったら満員で入れず、そのうち行こうと思っている間に公開最終日になって慌てて出かけました(^_^;)。

タイトルの「キンキー・ブーツ」(原題はそのままKinky Boots)は、いわば「変態のブーツ」とでも訳すのでしょうか(^◇^)、3代続いた靴工場を倒産の危機から救うために、4代目社長が「ニッチ市場」を開拓するべく作った男性サイズの女性用ブーツのことなのです。

靴好きさん、もの作りが好きな方、「プロジェクトX」に涙する方ならお気に召しそうな映画でした。


~以後、ネタバレありです。

この映画は実際にイギリスのノーサンプトンであったある靴工場の再生話をもとにしているのだそうです。

舞台のノーサンプトンは、イギリス中部の地方都市、古くから靴の生産が盛んで、靴好き紳士には垂涎の「トリッカーズ」や「チャーチ」もこの町にあります。

↑これが英国王室御用達 Tricker's

伝統の靴産業が、ユーロ導入によるポンド高で安い輸入靴に押され、人々がイギリス製の「一生はける靴」より「10ヶ月でダメになるけれど段違いに安い輸入靴」を選ぶようになって来た、というのがお話のバックグラウンド。

最初のシーンがとても象徴的でした。
主人公の4代目社長チャーリー(「スターウォーズ エピソード2」と3に出ていたジョエル・エドガートン)と、彼に協力してブーツをデザインするドラッグクイーン、ローラ(「ラブ・アクチュアリー」「メリンダとメリンダ」でいい味出してたキウェテル・イジョフォー)それぞれの子供時代が出て来ます。
3代目社長のお父さんとサッカーボールで遊びながら「世界で一番美しいものは靴」だというチャーリー、こっそりハイヒールをはいて踊るところをお父さんに見つかって叱られるローラ。二人がそれぞれに「靴」に深い思いいれがあることが、よくわかります。


工場存続のため、トランスヴェタイト(服装倒錯者)の男性向けブーツを作ってミラノの展示会に出そうとするチャーリーとローラ、職人たちの努力はまさに「プロジェクトX」の世界です。
靴が作られる工程(皮を選んで、印をうって裁断し、縫い合わせて成形し、ヒールをつける・・・)が見られて、楽しいです。本物の靴工場でロケしているそうです。
最初はローラのことを、女の格好をして喜ぶ変態男、と馬鹿にしていた田舎者の職人たちが、段々とうちとけて協力するようになるところもいいですね~。ひとつの目的のために多くの人々が協力してやりとげる、という話、大好きです(*^_^*)
ミラノの見本市に出されたキンキー・ブーツたちは形も色も美しく、ローラの脚を魅力的に飾っていました。

ブーツの色と言えば、チャーリーの最初の試作品を見せられたローラが、Kinkiboots2 ローヒールで垢抜けないデザインを怒るのかと思いきや、「バーガンディ!こんな暗い色!ブーツは!!赤よ!!」と叫ぶところ、面白かったです(^◇^)。→
Burgundy(暗い赤)をRedとひとまとめにしないところに、ローラの美意識が現れている気がしました。

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コメント

こんばんは(^_^)
おぉ~!うさみさん、こちらの映画を
ご覧になったのですね。
実は。。。私も、すごく観たいと思っていて
こちらの映画の紹介された記事を
切り取っていたのです。
とうとう観に行かれませんでしたが^_^;
うさみさんが、ご覧になったとの事で
何だか嬉しくなりました♪

映画の紹介記事の中に。。。
不況にあえぐ田舎町で、職人たちの伝統のこだわり、偏見や反発といったハードルを乗り越え、ブーツがミラノの見本市で脚光を浴びるまでのおかしくも真剣な奮闘記には、ふたりの男の友情と自分探しと人生再出発の物語が織り込まれている。
。。。と、あったので、とても観てみたいなぁ~と、思ったのです。

そうそう、この作品。実話が元になっているんですよね。
>ひとつの目的のために多くの人々が協力してやりとげる、という話、大好きです(*^_^*)
。。。私も、そうなんです。そういう話に
惹かれますし、好きです。
うさみさんが、こちらの作品を取りあげて
くれて、嬉しかったです。
では~(^o^)丿

投稿: りる | 2006年10月 7日 (土) 00時46分

一生はける靴より安い方を選ぶというのは、時代の流れなのでしょうね。
ドイツ人はケチですから、修理できる物は修理して使います。皮製品の修理屋さんもたくさんあって、靴やカバンがもちこまれています。

投稿: アラベスク | 2006年10月 7日 (土) 21時47分

>りるさん
いい映画なのでもう少しロングランして欲しかったのですが、残念。靴工場の社長さんと、ドラッグクイーン双方が、出会いを通じて成長していくところも感動なのですが・・・機会があればぜひDVDでもご覧下さい。

>アラベスクさん
修理して使いたくても修理する方が高い、って日本は何か悲しい状況ですよね。

投稿: うさみ | 2006年10月 8日 (日) 10時18分

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受信: 2006年10月19日 (木) 15時12分

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