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2006年12月23日 (土)

この本を読みました~「おなかがすいたら ごはん たべるんだ」

うさみは現実的な性格のせいか、宗教や哲学、人生訓のような本はあまり手にしません。
韓国で子供向けの本を書いている著者さんが、短い教訓や寓話に可愛いイラストをつけたこの本、「おなかがすいたら ごはん たべるんだ」を買ったのは、実は韓国の風俗習慣に関するエッセイのような内容だと勘違いしたからでした(-_-;)。

翻訳をされた韓国通の女優さん、黒田福美さんが書かれたご本を何冊か読んで、とても面白かったから、という理由もあります。



読み始めてから、あ~間違えちゃったな(^^ゞ、と気付いたのですが、短いお話ばかりなのでちゃちゃっと最後まで読めてしまいました。

サブタイトルは”韓国の賢者による「短いお話、長い考え」”、帯の宣伝文句は”韓国流 日々の哲学 「あたりまえのこと」がわかるまでに、人は結構まわり道をするんだね。」

儒教の国韓国ならではの、ちょっとお説教くさい話や、日本より男尊女卑が強いので男女それぞれの役割を説いた話が出てくるのは、ちょっと今の日本にはどうだろう、と思いましたが、なるほどね~と思う話も多かったです。

一番愛されている犬はご主人のおなかに入る犬、という話だけは、文化の違いなのだと頭でわかってはいても感覚的にダメ(;O;)(;O;)です。
韓国でも誰でもが食べるわけではないそうですが・・・

~これ↓が、うさみが一番気に入ったお話です~


   「惑わされるまい

   過ぎたことに惑わされるまい。
   過ぎたことは
   すでに消え去ったことなのだから。

   まだ来ぬものに惑わされるまい。
   まだ来ぬものは
   信じられないものなのだから。

   一瞬のことに惑わされず
   永遠にも惑わされるまい。

   一瞬も必ず消えゆくものであり
   永遠など
   ありえないものなのだから。

30にして立つ40にして惑わず50にして天命を知る・・・と漢文で習ったように、年を取れば経験と共に人間が出来ていくものだろうと若い頃は思っていました。
でも実際は年を経るほど、惑うこと、自分の来し方を後悔すること、行く末を思い悩むことが増えてしまいました(-_-;)。
過去にも現在にも拘らず、未来を憂うこともなく、ただのほほんと生きていってもいいのかな~、とこれを読んで感じました。


この本、ジャケットはシンプルな白い紙ですが、丸い穴があいて、ご飯を食べている人のイラストが見えます。ふーん、ここだけイラストがついてるのかな、と思ってめくってみると、表表紙全体に絵が描かれていて、ちょっと楽しい驚きです(^◇^)。

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コメント

私も人生・・・のほほんと~生きてきたような気がします。けれど年を取ってくると、思いもかけない事が身に振りかかってきます。

まさに~私はそれをなぞっているようです。
今が一番辛いかもしれない。

谷底だから、這い上がるしかないのです。
どんなに抗ってみたところで、なるようにしかならないのです。

惑わされない・・・まさにその通りだと思います。自分にそう~言い聞かせております。

今日は湿っぽいお話になってしまいました。
ごめんなさいね。

投稿: ぷりちゃん | 2006年12月23日 (土) 21時10分

>ぷりちゃんさん
長く生きていれば楽しいこともたくさんありますが、辛いこともたくさんありますよね。たとえ他人にはわからなくても、その人には耐え難く辛いことも多いと思います。
冬来たりなば、春遠からじ。今は凍えてしまいそうでも、ちゃんと桜の木は芽を育んで春に備えています。人の人生もそんなものだと信じていましょう。

投稿: うさみ | 2006年12月24日 (日) 20時13分

30代までは、老いてからの不安がときおり頭をかすめるものの、ひたすら今を生きることに集中していて、自分の人生が収束へ向かっていることは意識せずにいましたが、40を過ぎてから、それまでと心持がずいぶん変わりました。両親の健康に不安が生じたり、自分の体もあちこち故障が出たりしたせいもあります。行く先に、これまでより楽しいことがあるとはどうも思えません。でも、悪事がおきなければそれを幸せと思えるようになりました。消極的だけど、それもよし、という気がします。与えられた寿命が50年そこそこだった時代の人は、今とずいぶん違う心構えで生きていたのでしょうね。さらに30年以上の平均余命を与えられた時代のわたしは、四十にして惑うことますます多し、です。

投稿: ぴの | 2006年12月25日 (月) 10時38分

過去の後悔や将来への不安に惑わされず今を精一杯生きろという意味でしょうか。
不惑を過ぎてますます惑わされてばかりきた自分を振り返ってしまいました。。でも後悔しても仕方ないのですね。今この時、ささやかな幸福に感謝しながら生きたいです。
良い話を有難うございました。

投稿: ofuu | 2006年12月25日 (月) 16時28分

>ぴのさん
平均寿命がのびて、その分人の人生が豊かになったかというと、どうなのでしょうね?
行く先に今までより楽しいこと、あるかもしれませんよ!まだまだこれから!!惑いながらでも明るく生きていきたいですね。

>ofuuさん
ささやかな幸福のありがたさ、って失くしてから気付くのかもしれませんね。青い鳥を逃さないようにしたいですね。

投稿: うさみ | 2006年12月25日 (月) 20時55分

若い頃に思っていた心境と比べると
今のほうが、断然不安な気持ちで
切実に感じてしまいます。
そんな気持ちになるなんて
若い頃は、思ってもいませんでした。
もっと、心も経済的にも安定していて
安心感があると思っていたのですが
年齢と共に、先行きの不安や
両親は年々、年を重ねて行く訳なのですが
そのような様子にも不安を覚えてしまいます

>年を取れば経験と共に人間が出来ていくものだろうと若い頃は思っていました。
でも実際は年を経るほど、惑うこと、自分の来し方を後悔すること、行く末を思い悩むことが増えてしまいました
。。。まさに、そんな気持ちです。
とても共感してしまいました。

投稿: りる | 2007年4月 8日 (日) 19時31分

>りるさん
年を取って経験を積んで賢くなるが故に恐れを知るのかなあと思います。悩まない人生が楽しいかと言えばそうでもないかもしれません、悩みに負けず悩める自分をほめてあげられたらいいですね。

投稿: うさみ | 2007年4月 9日 (月) 19時55分

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