ジャパン・クリエーション見学記
日本で最大の繊維見本市、「ジャパン・クリエーション Japan Creation 2007Autumn/Winter」に行って来ました。
ビジネスゾーンはバイヤーさん限定ですが、プロモーションゾーンは誰でも(入場料を払えば(^○^)入れるのです。これからどんな素材や色のお洋服が出てくるのか見られる機会、ということで素人うさみも、アパレル業界の方々に混じって見て来ました。
→会場内は撮影禁止なので、パンフレットを撮ってみました。
タイトルが「2007Autumn/Winter」というのは、11月発売なのに1月号が出る雑誌のように、名前だけが先に進んでいるのではありません。来年、2007年から2008年にかけての秋冬、今シーズンの次の秋冬用の素材を展示しているのです。
布が出来ていなければ、アパレルブランドさんはお洋服が作れないから、素材展の開催時期は早いのだそうです。
布地、皮革、レース、糸、ボタンやバックル、洋服作りに関係するあらゆるものが見られて楽しかったです~。
日本全国から業者さんが出店していらっしゃるので、この地域ではこんなものを作っているのか~、という発見もありました。
館内は「撮影禁止、禁煙」ですが、展示品に触ってもいいのです。新しい素材の触感をどうぞ確かめて下さい、というわけですね。
うさみもベタベタ触らせていただいてきました(^○^)。
特にテキスタイルコンテストで入賞した作品たちは、説明を読んでようやく原材料がわかるというようなものが多く、触りがいがありました。
大きなロール布にインクジェットで印刷する機械もそばで見て、ひとりで感動していました。紙にプリントしたのと変わらないくらい鮮明なんですよ~、今の技術ってスゴイ!
今回ひとつお勉強したこと(^○^)。
ピッグスキン(豚革)は、日本で唯一自給自足できている革で、生産量の7割が東京都産なのだそうです。
東京都民でしかも業者さんが集まっていらっしゃるエリアはうさみの地元にわりと近いのに、知らなかった~、へえ~!です。
豚革は食肉の副産物で、資源の有効活用としても注目中なのだとか。
イベントスペースで行われた、ピッグスキンを使ってデザインしたお洋服のファッションショーを拝見しましたが、鮮やかな色で柔らかくて軽そうで、うさみのイメージしていた豚革(お靴の皮のイメージしかなかった(-_-;)とは違っていました。特に水色とオレンジのバイヤススカートと、お揃いでコンビの靴が可愛かったなあ(*^。^*)。
会場の東京ビックサイトでは、ジャパンクリエーションの他にも大きなイベントが開催されていました。
他の会場は開催者側もお客さんも背広族ばかりでしたが、JC会場だけは、ファッション小売店にお勤めらしきお洒落な若者や服飾関係の学生さん、アパレル業界の女性が多くてちょっと華やかでした。
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コメント
ピッグスキンの手袋・・・その色の鮮やかさに驚愕です。
昔レザークラフトをやっておりました。
ピッグレザーはお安くて~インテリアによく使いました。特徴は毛穴が3つありますね。
材料の買出しによく浅草橋に通ったものです。
投稿: ぷりちゃん | 2006年12月 8日 (金) 10時56分
うさみさん、ファッションエディターになれそう。手袋、とてもきれいです。空気をふくんで、微妙な影や反射を作るピッグスキン、色を載せるには格好の素材ですね。色はその表面がどんな風合いをもっているかで印象がまったく変わりますよね。手でふれて、感触とともに素材を知ることができるって、いいですね。
投稿: ぴの | 2006年12月 8日 (金) 11時04分
最近は色んな繊維が増えてますよね。新素材がどんどん開発されて、こういうイベントで紹介されているのですね~。
ピッグスキンの手袋、ほんとに柔らかそうでカラフルですね(^o^)
大分前に聞いた話ですが・・豚皮は人間の皮膚に近いので医療で代用品にされているそうです。変な話でスミマセン(汗)
投稿: ofuu | 2006年12月 8日 (金) 16時42分
>ぷりちゃんさん
レザークラフトをやっていらしたんですか。難しそうですよね~。
3つの毛穴のお話、私は昨日初めて知りました。ヨーロッパでは、その並んだ毛穴が珍重されているんだそうです。
>ぴのさん
素材によって色が変わるって、色の楽しさでもあり、ものづくりをなさる方から言えば難しいところでもありますね(*^。^*)
>ofuuさん
生きた豚さんに触ったことがないのでわかりませんでしたが、意外と皮が柔らかいんですね。清潔な動物だというし、可愛いかも(^◇^)
投稿: うさみ | 2006年12月 8日 (金) 22時02分