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2007年3月15日 (木)

7万色の魔法~エルメス・カレ プリンティングデモンストレーション

200703151134_p1030083東京発 日本ファッション・ウィーク」のイベントとして行われた「エルメス・カレ スカーフプリンティングデモンストレーション」を見て来ました。

エルメスカレ大ファンのうさみとしては、フランスから職人さんが来日して実際のプリント工程を見せてくれる機会を逃すわけにはいきません(^○^)。

会場となった日本橋のビルのアトリウムには、色とりどりのスカーフ(今シーズンの新作と今までの人気柄)が100枚ほど飾られていました。
壮観です\(^o^)/、もうこれを見てまわるだけで嬉しく幸せ~、でもしっかり職人さんの技も拝見しなくては~。

デモンストレーションが行われる作業台のまん前に陣取って、リヨンの工房からいらした2人の職人さんの作業を目(&デジカメ)に焼き付けてきました。

作業台は90x90cmのスカーフが2枚のる大きさでしたが、本物はもっと横に長いそうです。まずは白い絹布を台に貼り付けるところから始まりました。
職人さんたちはまっすぐにゆがみなく、ぴっちりと隙間なく貼り付けていましたが、布の厚みを考えるとこれだけでもずいぶんコツがいるんだろうなあと思いました。

エルメスのスカーフは、シルクスクリーンという技法でプリントされているのだそうです。
デザインを色ごとに分解した、1色につき1つのスクリーンを作り、インクをのせて、ゴムのついたへらを押し付けて布地に模様をうつしていきます。200703151201_p1030098

デモンストレーションで見せてくれたスカーフには13色が使われていましたが、最大42色を使ったものがあるそうです。
200703151259_p1030144

工房には全部で7万色の見本があり、5人のカラーリストたちがその中からそれぞれのデザインに合う色を選び出しているそうです。
各シーズン、10パターンの新柄それぞれに10のカラーバリエーションを作るので、新しいものが100種類出来る、ってことですね~。すごいわ~。並べたところを見てみたいです~。

200703151206_p1030105 200703151237_p1030123 真っ白の布に、どんどん色がのって柄が出来上がっていきま200703151241_p1030126 す。
柄の大きさや細かさによって、へらの大きさやゴムの厚さ・インクの固さ・へらを布に押し付ける速度や強さが違ってくるのだそうで、それが職人さんの技術なのですね。

ペールブルーの瞳と同じ色のネクタイ(もちろんエルメス!)をしていた職人さんは、この道37年、お祖父さんから3代続けてこのお仕事をなさっているそうです。

これは色の重なる部分がない柄でしたが、柄によってはインクを重ねてさらに微妙な色を出すものもあります。
200703151302_p1030150 このインディアンの顔部分には、18色もインクが使われているとか。
まず一番濃く、使われている部分が少ない色をのせて、段々と薄い色をのせていって立体感を出すやり方がエルメス独自のものなのだそうです。200703151301_p1030149

プリントが終わったスカーフは、乾燥して色を落ち着かせ、洗って余分な染料を落とし、糊付けしてハリと柔らかさを出し、スカーフの一番外側と同じ色で染めた絹糸でふちをかがります。

う~ん、ふちが手かがりなのは知っていましたが、他の作業もこれほどの職人芸だとは思っていませんでした。
これほど手がかかっているからこそ、あんなに美しい色とハリつやが出て、お値段もお高くなるのですね、納得です(*^^)v。
今、工房ではもう2008年のスカーフを製作中だそうです。職人さんご自慢の美しい柄だそうですので、来年ショップでご対面するのが待ち遠しいです。

最後に、うさみ自身が忘れないよう、職人さん直伝のエルメスカレお手入れ3か条を書いておきます(^-^)。

1 決して手洗いはしない!色落ちすることはありませんが、糊が落ちてハリがなくなります。腕のいい(ここポイント!)ドライクリーニングに出しましょう。
2 雨に濡らさない!大気汚染のせいで雨には有害物質が混じっています。 
3 香水はスカーフをする前に!香水をシュッとつけて最低15秒くらいおいてからスカーフを巻きましょう。

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コメント

なんて、美しいのでしょう。これはぜひ観てみたかったです。うさみさんのレポートで、職人さんの技を知ることができました。「お手入れ三か条」も覚えておかなきゃ。職人さんは、リヨンから来るのですか。何百年の昔から絹織物で名を馳せた街。その伝統が、脈々と受け継がれているのですね。この方たちの技術が時代に受け継がれてゆくことを祈ります。

投稿: ぴの | 2007年3月16日 (金) 22時24分

>ぴのさん
エルメスのスカーフやネクタイ、タオルなどは全てリヨンにある工房で造られているそうです。技術に対する正当な対価を理解出来る人がいる限り、きっと毎年新しい柄が生み出されていくのだと思います。

投稿: うさみ | 2007年3月19日 (月) 12時17分

うさみさん、こんにちは。
本当に美しいですね…
そんなイベントがあったなんて、東京の方が羨ましいです…(涙)
エルメスのスカーフは素晴らしいですよね。
私は滅多に買えないのでまだ3枚しか持っていませんけれども、色合いが独特でしっかりしていてどんな向きでも綺麗な模様が出て大好きです。
エルメス関連の漫画や新書等も数冊持っていますが、エルメスの歴史も面白いですよね。
そんな職人さんの技を間近でご覧になられたなんて、本当に羨ましいの一言です!

投稿: 眞子 | 2007年3月23日 (金) 14時11分

>眞子さん
このイベントは、ほんとタダなのが申し訳ないくらい素敵でした。職人さんはこういうイベントで世界をまわっているとおっしゃっていたので、日本の他の都市へいらっしゃることもあるかもしれませんよ。
本当にエルメスのスカーフは、どれも色が美しくて、どうたたんでも素敵ですよね~。

投稿: うさみ | 2007年3月23日 (金) 21時21分

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