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2007年5月 7日 (月)

30年前のSF漫画「地球へ」

1977年に連載が始まった竹宮惠子さんのSF漫画「地球へ」が、新しくアニメ化されて先月から放映(MBS・TBS系全国ネット放送&インターネットチャンネルでも配信中)されています。

う~ん、この漫画ってもう30年も前だったんですね~、恐ろしい~(^^ゞ。
うさみおばさんは、はっきりしっかり記憶にありますとも~、コミックスも持っていましたし。

花の24年組」と呼ばれる少女漫画家さん(萩尾望都さん、大島弓子さん、山岸涼子さん、池田理代子さん、青池保子さん、木原敏江さんなど・・・ちなみに皆さん昭和24年前後の生まれでいらっしゃいます。)の中で、竹宮惠子さんはうさみとはちょっと感性が合わないかも、と思うところのある漫画家さんでした。

登場人物の感情や行動の、こんな部分は他人に見せたくないだろう、またそこまでは見たくない、というような所が描写されるのが、読んでいて辛いというのか、一種独特の雰囲気がありました・・・そういうところまで描ける創造力は素晴らしく、だからこそ、それまでの少女漫画の枠を超える数々の作品を生み出されたのかもしれません。

うさみはモーさま(萩尾望都さん)派で、あまり熱心に竹宮さんの漫画は読んでいないのですが、この「地球へ」だけは好きでした。
確か当時、映画も見に行ったような記憶があります。

ストーリーは今から千数百年後の未来、人類は環境汚染の進んだ地球を離れ、コンピューターに全て統制された社会で生きています。人工授精・人工子宮で生まれた子供たちは養父母のもとで育てられ、14歳の誕生日前後に適性検査を受けて大人社会へと組み込まれていきます。そうした世界の中で、「異端者」とされ抹殺される運命にあったのが、ミュウと呼ばれる新人類(超能力者)。脆弱な肉体を補うためにか、ESP能力に長けていて、それを人間に妬み嫌われ迫害され、隠れて生きています。

主人公はミュウの長となる少年と、コンピューターの申し子として育てられエリートコースを歩く青年のふたりです。

今読み返すと、30年前とは思えないほど、環境破壊や子供の命と教育、社会の中の格差や差別、といった今日的な問題に触れられていて驚きます。
さすがにコンピューター機器などの絵がちょっと昔っぽいかな、とは思いますが、この方面の進化はすごいですものね。

当時は、若くして長となった主人公をひたすら応援する気持ちで読んでいましたが、主人公の年を追い越してしまった今は、多くの同胞の命と運命を背負うことで老成せざるを得なかった指導者の孤独苦しみが心に響きます。

原作は壮絶な戦いの末の哀しい結末でしたが、21世紀に作られた今回のアニメは人類と新人類の未来をどう決着付けてくれるでしょうか。
この30年で世界が良い方・明るい方に進んでいると感じられるような、原作とは違う結末が見てみたいと思っています。

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コメント

まとめて3つもコメントしてすみません;;
『地球へ…』はずっと読んでみたいなと思いつつ読んだ事のない漫画です(そもそも竹宮恵子さんの漫画は『風と木の詩』しか読んだ事がなく、あれはちょっと他を読む気が失せる作品である気が…(苦笑))。
私もどちらかと言えば萩尾望都さんが好きですが、『地球へ…』は少し『スターレッド』と似た感じなのでしょうか。
アニメ化していたとは知りませんでした。でも土曜夕方6時は…大抵いないなあ(^^;

投稿: 眞子 | 2007年5月 8日 (火) 14時23分

>眞子さん
コメントいただけるのは嬉しいので、よろしければいくつでもど~んとコメントしてやって下さい
「スターレッド」、モー様の漫画の中でもかなり好きな漫画です(#^.^#)、眞子さんがご存知で嬉しいな~。コンセプトは似ているのですが、「スターレッド」は主人公が強くて前向きな分救いがあったと思います。「地球へ」(原作)はちょっと厭世的というか暗いかな。私も土曜の通常放送は忘れていたり留守だったりなので、ネットで見ています。

投稿: うさみ | 2007年5月 8日 (火) 21時53分

私も「地球へ」が、もうそんな年月を
経た事に、あらためてビックリです!
もちろん映画見に行きました。
懐かしいですが、時の経つのは
早いですね。
再びこうして映像化されるとは!
実は気になって、録画して見ています。
私も、原作とは違う結末が見てみたいと
希望しています。

うさみさんは、萩尾望都さん派だったのですね。
実は、従姉妹のお姉さんが萩尾都さんが
大好きで、遊びに行った時は
色々と読ませてもらいました。
うさみさんは、どの作品がお気に入りでしたか?
私は「ケーキケーキ」という作品が
いいなと思っていました。
ケーキ大好きな私としては、まずタイトルに
惹かれたのかもしれませんが。。。(^^ゞ

投稿: りる | 2007年5月13日 (日) 17時15分

>りるさん
りるさんも映画を見に行かれましたか~。今見るとあれっと思うような俳優さんが声で出演していたみたいですね。
モー様の作品では、「トーマの心臓」と「11人いる!」がどちらとは選びがたいマイベスト、でしょうか(^◇^)。他にもたくさん好きな作品はありますが・・・
「ケーキケーキ」は可愛いお話でしたね~。

投稿: うさみ | 2007年5月13日 (日) 20時41分

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