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2007年7月12日 (木)

この本を読みました~「ファッションのチカラ」

雑誌「ハイファッション」の編集、高島屋のバイヤーなどファッション界の第一線で活躍された今井啓子さんが、「ファッション」について語った新書本、「ファッションのチカラ」を読みました。



前半は著者の経歴と共に戦後ファッションの歴史が綴られます。
写真もあり、ささっと戦後ファッション史を復習するのにぴったりです。マキシやパンタロンが登場するあたりから、うさみもライブで知っているので身近に感じました(^○^)。

後半第2章では、ファッション業界人としての自戒も含めつつ、今の日本のファッション界の問題を提起しています。

対象を若者に限定していることと、トレンドに振り回されすぎていること。
ファッションとは人生を楽しむためのもの、いくつになろうと年齢に関係なく自分を表現する手段に出来るもののはずが、今のファッション界は着る対象を若者しか考えていない。その状況を何とかすべく、ユニバーサルファッション(年齢・サイズ・体型・障害にかかわらず誰もが楽しめるファッション)のNPOを立ち上げる、というお話につながっていくのですが、ひとつひとつがなるほど、と思う内容でした。

うさみの祖母たちの若い頃は着物の時代でした。着物は反物を選んで自分の寸法に仕Kimono 立てるのが当たり前、袖丈や身幅は好きなように決められるし、白生地から好きな色柄に染めることも出来ました。
母たちの若い頃、日常着が洋服になっても、服は好きな生地を選んでサイズを測って誂えるものでした。

 → これは以前浅草で見かけた可愛い着物の女の子(#^.^#)。たぶんアンティークのお着物です。

それが洋服は店でいつでもすぐに買えるもの、になり、便利にはなりましたが、実はお店で売られている服に自分を合わせるようになった、という部分もあることに、この本を読んで気付きました。
たくさんの商品から好きな物を選んでいるようで、最初からその候補に入っていないものがたくさんあるのです。

デザインや色の好みも、サイズも、売っているものに自分を合わせなくてはいけなくなり、だんだんみんな、自分の本当に着たいもの・自分に似合うものがわからなくなって来ているように見えます。

ファッション誌のモデルが着ているコーディネイトをそっくりそのまま買おうとする最近のお嬢さんなどはその最たるものですね(>_<)。
えびちゃんが可愛くて素敵でも、ひたすらえびちゃんの体型・髪形になろうとして服もメイクも同じにするのはどうだろう、自分なりのいいところは別にあるかもしれないのに、と思うのでした。

若者は若者でみな同じような格好をしていますが、年配の方もみなさん同じようなお洋服20070623_p1040671が多いように見えます。
うさみは年齢的にはちょうど両者の真ん中あたり、かな?
もっと年を取ったら着る物がなくなりそう、といういやーな感じはしています。
うさみはおばあさんになっても、暗くて目立たないだけの服は着たくない、でも若者と同じデザインは似合わないし、サイズも合わない、年を重ねただけの知性とか成熟が表れるようなデザインで、体に優しい素材で楽に着られる服が欲しいです。

ユニバーサルデザインという言葉があちこちで聞かれるようになって来た昨今、もう少し待てば、おとなが楽しめるおとなのためのファッションも店頭にたくさん並ぶようになるでしょうか。

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コメント

最近・・・着るものに無頓着になってしまったきらいがあります。専業主婦の典型的な流れを辿っていますね。それと~加齢もあるのかな。
いけない~いけない緊張感を持っていないとね!うさみさんに笑われてしまいそう。

カラーに拘り・・・颯爽としたお姿を想像しております。素敵なんだろうな!

投稿: ぷりちゃん | 2007年7月12日 (木) 22時50分

私もこの本、図書館で読んだ事があります(^^)
時間がなく、ザザッと流し読みでしたが、
うさみさんと同じように、なるほどなぁ〜、と
感心した記憶がありますよ。
ファッションってホント、人間らしい面白いモノですね。

今、30・40代がファッションで注目されている気がします。雑誌もでていますし。
ただ単に、若者が以前とくらべお金がない人が多く、
反面、30〜40代はバブル世代で、ファッションにお金を使う傾向がある、企業に取ってオイシイお客様だからなのかもしれないのですが。
でも、それがきっかけで、ファッションの大人化がすすめば、それはそれで良いですよね〜♪

投稿: ジュエル | 2007年7月13日 (金) 06時05分

戦後の教育のせいなのか、何につけてもお隣と同じにしたい(?)画一的傾向にあると思います。オンリー・ワン:自分だけというのがないですよね。
TPOを考えないとっぴなものは、ファッションに限らず避けたいものですが、周りと同じ没個性にもなりたくないと思います。
センスというのは一朝一夕で培われるものではないので、これからがんばります・・・(笑)

投稿: アラベスク | 2007年7月13日 (金) 08時46分

おはようございます。

若いころは
ちょうどブランドブームの加熱もあって、あれも着たくてこれも欲しくて!
でも洋服にはサイズがない!
靴は小さい!
洋服は今で言うトール・サイズ。靴のサイズは今では珍しくない(と思っている)24、5。
大女とか(!)大足とか(!)言われて、いたく傷ついていた時代でした。
私には、流行のファッションは縁がないとあきらめていた時代でもありました。

白生地、ありましたね。
小さかったころ、反物をしょった京都の具服やさんが毎年祖母のところに来ていたことを思い出しました。
白生地を好みに染めてもらったり、古くなったきものを染め直したり。
そういえば浴衣など洗い張りして、庭中にさまざまな色や柄のきもの生地が干されていとこともありました。
張り板の下を潜って遊んでいて、板を倒してしかられたこともありましたっけ。
懐かしい・・・遠い目・・・(笑)

投稿: aosta | 2007年7月13日 (金) 10時14分

日頃家にいるのでオシャレより楽なものを選んでばかりいます。マズイとは思うんですけどね~。流行を追いすぎるのもどうかと思いますし年相応の服といっても今は色々あるので考えるのが面倒くさくて(^^;ゞ。
自分より上の世代の人たちがよく着ている服を見て、あの年齢になっても着たくないと思うこと、若い頃からあったような気がします。きっとその世代の好みが反映された服も出来ると思いたいです。

投稿: ofuu | 2007年7月13日 (金) 18時35分

>ぷりちゃんさん
毎日おうちでピシっとした格好をしているのもおかしいですし、好きで楽なスタイルでいいと思います。たまに緊張感のあるお出かけもあれば楽しそうですよね。

>ジュエルさん
この本、ジュエルさんも読んでいらっしゃいましたか~。嬉しいです。
ファッション雑誌も40代や50代向けのものが出て来たり、これからは業界全体が少しずつ大人向けになってきてくれることを願っています。

>アラベスクさん
確かに、人より目立ちたくない、という感情もあるようですね。それでご本人が楽しければいいのですが・・・
年を取ったからこそお洒落のしがいがある(するかしないかで見えが大きく変わる)はず、お互い素敵なおばあさんを目指して頑張りましょう!

>aostaさん
トールサイズ=モデルサイズでお洋服の似合うスタイルなのに、合うサイズを売っていないって悔しいことでしたね・・・
白生地を染めたり、洗い張りして仕立て直したり、ものを大切にしつつ、自分の好きなように出来たのかなと思います。だからと言って毎日着物で暮らせるというものでもないですが、日本の大切なものとして着物文化を伝えていきたいですね。

>ofuuさん
楽な服、着心地のいい服って大切だと思います。自分が着ていて心地よくなければ、いくら人から素敵に見えてもしょうがないですものね。
子供の時から洋服で過ごした世代がおばあちゃまになっていくのはこれからですから、きっと今までとは違うスタイルが出てくるはず、と思います。

投稿: うさみ | 2007年7月13日 (金) 20時40分

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