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2008年2月21日 (木)

グルメなミステリ

最近美食(グルメ)が絡むミステリを2作、続けて読みました。

2008年の「このミステリがすごい!」大賞を取った拓未司さんの「禁断のパンダ」。(出版社のページで、最初の章がまるごと読めます。)

お皿にパンダをのせて差し出すギャルソンの表紙がユーモラスです(^^♪。

主人公は、ちいさなビストロの若きオーナーシェフで、安くて美味しいフレンチ、ヴァラエティに富んだメニューをお客さんに食べてもらおうと毎日仕入れから頑張っています。結婚披露宴に招かれて訪れた憧れの高級フレンチレストランで殺人事件が起こり、警察がその究明に乗り出す中、主人公夫妻もある理由から事件に巻き込まれて行くというお話。

著者さんは、調理師学校を卒業しフレンチレストランで働いた経験がある方だそうで、とにかく出て来るお料理の描写が、リアルで美味しそう~です(^○^)。
気軽なビストロで主人公が出してくれるガツンと元気になれそうなお料理も気持ちいいし、贅を尽くして見た目にも美しい高級レストランのお料理も素晴らしそう。

・・・でも途中から、えっ、これはひょっとして、この「パンダ禁断」という意味はひょっとしたら・・・(@_@;)、という展開になります。料理人の料理に対する探究心と熱情は恐ろしいです。
感受性が豊かな方は、謎解きが進む前で止められた方がいいかもしれません・・・うさみもちょっとやられました(>_<)。

もう1冊は、「グルメ警部 キュッパー」というドイツの翻訳ミステリです。

最初、ドイツ人グルメ、が結び付きませんでした・・・ドイツってヨーロッパ諸国の中では、イギリスに次いであまり繊細な食文化は持たないというイメージのお国柄ですよね(^_^;)。ジャガイモとキャベツとソーセージばかり食べて飲み物はビール一辺倒、みたいな(^^ゞ。
行った事もないのに失礼なイメージでドイツの方に申し訳ないですが、あくまでイメージ(^_^;)、日本人はみんな眼鏡をかけていて侍か芸者の子孫、というのと同じレベルなのでお許しを<m(__)m>。

フランク・シェッツィングという作者さんは、ドイツでは人気のある方だそうですが、日本語に訳されるのはこれが初めてだそうです。

主人公・ケルン警察のキュッパー警部は美食とワインが好きで、高いレストランにも行けば自分でも台所に立ち、事情聴取に行って美味しいものに出会えばレシピを書いてもらっています。綺麗な女性を見ると、ちょっとふらっとなってしまうところといい、お固いドイツ人のイメージをいい意味で崩してくれるキャラクターでした(^○^)。

日本語訳はタイトルも装丁も、ユーモアミステリっぽく仕上げられていますが、オリジナルはサスペンス調(タイトルは”Mordshunger” 殺人に飢える、みたいな意味らしいです)だったんですね。こういうところもそれぞれのお国柄なのでしょうか、比べてみると面白いです。

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コメント

「このミス…」といえば、「チーム・バチスタの栄光」を友人が貸してくれたので、読みました。結構面白かったです♪
パンダも面白そうですね〜。読んでみたい。
え?感受性が豊かな方はやめた方がいい??のですか?
それって…う〜ん(- -;)

投稿: ジュエル | 2008年2月21日 (木) 22時09分

ドイツ料理といえば、やはりソーセージとジャガイモ・・・と相場は決まっていますが、ジャガイモ料理もたくさんあるのだそうです。「鉄のクラウス」の苦い思い出とは関係なさそうです・・・。
ソーセージも某<アルトバイエルン>風だけではなく、煮込むものや焼くもの、練りこんであって、パンにバターのように塗って(という表現が適当かどうか・・・)食べるものなど、ホントに様々eye
あとは、アイスバインなど、豚の煮込みや焼いた料理が結構いけますね。
もちろん、ビールやワインもbeer

投稿: アラベスク | 2008年2月22日 (金) 10時55分

感受性豊かかどうか不明ですが・・あまり想像したくなさそうな話のようですね。。
「グルメ警部 キュッパー」の方はなかなか面白そう!
ドイツの料理というとウィンナーシュニッツェルンが好きです♪あ、でも、ウィンナーというくらいだからオーストリアの料理ですね(汗)

投稿: ofuu | 2008年2月22日 (金) 19時03分

>ジュエルさん
「チームバチスタ」、面白いんだろうけれど、医療ものは手術シーンが怖くてためらっています・・・(^^ゞ。
感受性というか、想像力、でしょうか。読んだシーンをリアルに目の前に浮かべられて匂いも感じられるような方は、最後の方、きっとご気分が悪くなると思います(>_<)。

>アラベスクさん
クラウスとシスターの芋の思い出、あれはいい話でしたね~(^◇^)。美人シスターがすっかり太ったおばちゃんになってて笑えましたが・・・
どこかのドイツ風居酒屋で食べたアイスバインはすごく美味しかったです。ザワークラウトも好きですし、ドイツの白ワインも好きなんですよね~。そのうち食べに行かないと・・・

>ofuuさん
前半のお料理描写が美味しくてひきこまれるだけに、最後はちょっとひゃっつ、とします(^^ゞ。それが面白い方もいるとは思います。
ウイーンはドイツ語圏ですからいいんじゃないでしょうか。私はウイーンと言えばシュニッツエルよりザッハトルテ、ですね(*^_^*)

投稿: うさみ | 2008年2月22日 (金) 21時46分

私もグルメ警部キュッパーと言うのが気になりました。面白そう~。読んでみます!
ドイツの郷土料理のお店、結構メニューが充実していますよ。
ベリーを使ったソースなども得意のようです。
定番のソーセージもポテトもホワイトアスパラガスも大好きですが、鳥料理(鶏に限らず)も結構美味しいですよー♪

そうそう、昨年公開されたキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の『幸せのレシピ』、あれもドイツの映画『マーサの幸せレシピ』(http://www.amuse-s-e.co.jp/martha/)のリメイク版ですしね♪
とは言え、ドイツのフランス料理店のお話ではありますが(笑)
私は元の方のDVDしか見ていないのですが、とても好きな映画の一つになりました。
もし機会があればご覧いただきたい映画です。

投稿: まこ | 2008年2月27日 (水) 17時10分

>まこさん
キュッパー警部の本は、最後にレシピがついているので、お料理上手なまこさんならお役立ていただけそうです。私は読み流して終わりでしたが(^^ゞ
「マーサの幸せレシピ」は気になっていてまだ見ていない映画でした。今度かりてみます。

投稿: うさみ | 2008年2月27日 (水) 21時07分

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