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2008年4月18日 (金)

この本を読みました~「拍手のルール」

本屋さんでタイトルを見て、これは常々興味があった話題!と購入しました。
指揮者でオーボエ奏者、ドラマ「のだめカンタービレ」のクラシック音楽監修でも有名な茂木大輔さんが書かれた「拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術」という本です(#^.^#)。

観客が拍手をするタイミングには、無言のルールが存在しますよね。

例えば歌舞伎だと、見得や名台詞のシーンで掛け声(「八代目!」「成駒屋!」等というアレ)を掛けるのは大歓迎でも、拍手は幕切れまでしません。
バレエでは、音楽や踊りの途中でも、人気ダンサーの登場シーンやすっごい跳躍・回転シーンで拍手するのはOKのようです。

それらは割とわかりやすいですが、クラシックコンサートの拍手のルール「楽章の間では拍手しない」は理屈がわかっても実践が難しいと思います(・_・;)。

よく知っている曲ならば、どこが終わりかわからないことはないでしょうけれど、それほどクラシックに詳しくないうさみにとっては、馴染みの薄い曲やその場で初めて聴く曲も多いです。パンフレットを見て、この曲は全部で○楽章だから、あといくつ、と数えていても途中でわからなくなりますし、楽章の切れ目がはっきりしない曲もあります(^_^;)。
間違えた場所で拍手しないよう、みんなが拍手するタイミングで一緒にする、ことにしています(^^ゞ。

うさみがそうやって努力(?)していても、コンサート会場では、たまにやっちゃう方がいらっしゃいます(@_@;)。
ぱちぱち、ぱ・・・あっ、まだ終わりじゃなかったのか(T_T)・・・しーん。
演奏者の方々は、曲が終わるまで、緊張感を保たなくてはいけないのではないかな、途中でパラパラ拍手されちゃうのって嫌じゃないのかな、とかねがね気になっていました。

この本によると、そうした拍手は演奏者にとってそれほど不愉快ではないのだそうです。プロはそれ位で集中力を乱されたりしないんですね、納得(^^♪

そのかわりに、作者さんが「犯罪(業務上過失感動破壊)」とまで呼んで忌み嫌っているのが、「フライング拍手」です。

長大な交響曲や受難曲がついにその幕を閉じ、最後の響きがコンサートホールの空間に余韻を残し、天に昇るように消えてゆく。どこまでもその姿を目で追うように、心の中に共鳴させ、本当の静寂にかえるあの瞬間まで、深く深く息を吐きながら味わいたい。
コンサート全体の、一番素晴らしいあの数秒。

・・・そうした静寂の数秒を、フライングの拍手や、ブラヴォーの掛け声で途切れさせるのは、演奏者に対しても、周りの観客に対しても犯罪だ、というのです。

どうしてこんな事をしてしまうのかという推測と対策法、フライングの要注意曲リスト(^o^)がその後に続いています。

演奏が終わった時って、しばらく音楽の余韻を噛み締めていたいですし、あまりに素晴らしい演奏だったりするとぼーっとして動けなかったりします。いきなり、拍手の音で下界に引き戻されたくないですね・・・。

拍手のルール以外にも、コンサートを聴きに行く時に、やってはいけないこと、やるともっと楽しく聴けること、が面白おかしく書かれていて、クラシックのコンサートに行ってみたいけど敷居が高そうで何だか、と思っている方にも、コンサートに行き慣れている方にも楽しめそうです。

うさみが拍手以外で気にしているのは、アンコールが終わるまで席を立たない、ということですね。
コンサートだけでなく、演劇でもそうですが、「今日はいい演奏(演技)をありがとう!」と懸命に手をたたいている人たちを横切って、出口へ急ぐのは、人の邪魔になりますし、きっと舞台からも見えて演者に失礼だと思うので・・・最後まで付き合う余裕の無い時はそもそも行かないか、休憩の間に帰るようにする、というのがうさみなりのポリシーです(^^ゞ。
映画館には製作者はいませんが、たいていはエンディングクレジットが終わって場内が明るくなるまでスクリーンを見ています(^O^)。

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コメント

私も最後まで居てもいいかな派ですが、
なぜにみんな行っちゃうの?って思います。
ちなみに、中島みゆき夜会では、幕間を含めて、終了まで観客は全く無言、無音でした。
あんなの初めてでした。
中途休憩も、すごーく静かでしたし。

投稿: ふくやぎ | 2008年4月19日 (土) 15時38分

>ふくやぎさん
お返事が遅くなってすみませんでした。
そう、途中で席を立つ人多いですよね~。映画だと、最後の最後に、オマケの映像がついていたりするのに、見ないで帰るのはもったいないです。
「夜会」にご参加のみゆきファンはさすがに気張ったファンが多そうですね~。

投稿: うさみ | 2008年4月21日 (月) 22時00分

バレエは「大技」が素晴らしかったときに曲の途中でも拍手しますね。
ドン・キホーテや白鳥の湖の3幕、黒鳥のグラン・パ・ドゥ・ドゥの32回転では拍手が大きいと曲が中断されて、ダンサーがお辞儀をするのが普通です。
最近ではカーテンコールのときにスタンディング・オベーションも見られるようになりました。

投稿: アラベスク | 2008年4月22日 (火) 10時09分

>アラベスクさん
昔はブラヴォーもスタンディングオベーションもあまり見ませんでしたが、最近はよく出ますね。やり過ぎも価値が下がるような気もしますが、演技者の方々は嬉しいのでしょうか。

投稿: うさみ | 2008年4月22日 (火) 21時53分

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