わんこのテレパシー能力
この間買った推理小説で、ミステリの本筋よりも、主人公が飼っている犬の話題が印象に残りました(#^.^#)。
主人公は小説家で、自宅と別に執筆用の仕事部屋を持っています。
仕事時間は筆の進み具合や締め切りまでの期間によって変わるため、かなり不規則ですが、どんな時間に帰宅しようと、愛犬のまめ柴、「ツンコ」は必ず玄関で主人公を待っていて熱烈歓迎してくれるのです(*^_^*)。
家にいる奥さんによると、ツンコはずっと玄関で見張っているのではなく、茶の間から玄関に出て行ったなと思うとほどなく旦那さんが帰って来ます。ご主人様が家に帰って来る時間がわかるのですね。そして、「帰って来ない」こともわかるらしく、そろそろご主人様が帰る頃合いだと玄関で待っていたツンコが、あれ、諦めたのか茶の間に戻って来たなと思うと、「今日は仕事が終わらなくて帰れない(>_<)。」という旦那さんからの電話が入るのだそうです。
愛犬は人間には無いテレパシーのようなもので自分の考えていることがわかるのだ、それは自分の愛犬だけが特別なのでなく犬を飼っている人はみな自分の犬はテレパシー能力があると思っているらしい、という会話でした。
我が家の愛犬おうじは、この小説のまめ柴ちゃんほど人間とツーカーではありませんが、ある程度はこちらの気持ちがわかるのかなと思います(^O^)。
お迎えは外の廊下を近付いて来る足音で判断しているらしいのですが、たまに間違えて廊下を通るよその人に吠えてしまいます(T_T)。
家人の帰りが遅い時は、たまに玄関先を巡回がてら、待ってみたりするようなのですが、妹すまっぺが旅行で夜いない時などは、荷物を持って出掛けるのを見ているせいか、帰りを待つことはほとんどありません。
家族から電話があると、その後玄関でスタンバイしたりするので、電話の声を聞き取って理解しているのでしょう。
小説では、愛犬には自分の心を読めるのに、自分は愛犬の心が読めないのは不公平だ、とぼやく主人公に、奥さんが、鳥は空を飛べるし魚は海に潜っていられるようなもので当たり前、人間が全生物の頂点じゃないのだから、と諭していました。
わんこの考えていることがわかればなあ、と愛犬家なら1度ならず思ったことがあります よね(^^ゞ。
愛犬が具合が悪そうな時に、どこが痛いとか辛いとか、何かが欲しいとか、どうにかして理解出来ないものかなあと切に思います。
この夏は、ゲリラ豪雨で人間でも震え上がるような大音響の雷が多くて、おうじは安住の地を探して家中逃げ回っていましたが、そういう時も、どうしたら安心出来るのか聞き出せたらと、つくづく思いました。
おうじも普段は、”もっと食べ物をくれ”しか考えていないと想像しているのですが、意外や意外に哲学的な悩みを持っていたりするかもしれません(^^ゞ。
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コメント
今すんでいるアパートはペット禁止なので、わんこもにゃんこもムリですが、実家で野良猫ちゃんを飼っていたとき、帰省すると「にゃ~ん」と鳴きながら出迎えてくれたことを思い出します。
投稿: アラベスク | 2008年9月10日 (水) 08時51分
おうじちゃん 賢いですね。
安部龍太郎の「信長燃ゆ」上下を 読み終えたところです。「赤と黒の・・・・」も、読みたし。
投稿: 小紋 | 2008年9月10日 (水) 19時18分
>アラベスクさん
わんこは3日飼われると一生恩を忘れないといいますが、にゃんこもちゃんとお出迎えはしてくれるんですね(^◇^)。
>小紋さん
我が家の愛犬が特別賢いというのではなくて、わんこなら普通レベルだと思います。まあ飼い主としては賢いと褒めてしまいますが(^^ゞ。
「信長燃ゆ」お読みになったのですね。ちょっと前に話題でしたよね、面白かったですか?
投稿: うさみ | 2008年9月10日 (水) 22時17分
面白かったです。策にはまった信長 ふつうなら気づくことに 気づかなくなる・・・・等々 新しい考えと言うか そうかもしれないと 思わされました。
投稿: 小紋 | 2008年9月11日 (木) 07時11分
>小紋さん
なるほど、「読みたい本リスト」に追加しておきま~す(^O^)。
投稿: うさみ | 2008年9月11日 (木) 21時38分