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2008年10月25日 (土)

山種美術館から工芸館へ

今月いっぱいの招待券をいただき、千鳥ヶ淵そばの山種美術館に行って来ました(#^.^#)。20081025_p1090889

山種美術館は、旧山種証券(今は数社合併してSMBCフレンド証券)のコレクションを展示している日本画の美術館です。
昔、兜町にあった頃、何度か行ったことがありましたが、千代田区に移転してからは初めてです。ここも新しい美術館完成までの仮住まいで、来年夏には広尾に移るんだそうです。

百寿を超えて ー奥村土牛・小倉遊亀・片岡球子ー」という展覧会は、”敬老の日を迎えるこの季節に、現代の元気な「シルバー世代」にエールを送るべく、齢(よわい)を重ねてもなお活躍した3人の日本画家たちを紹介”するとい20081025_p1090891 う企画です。
明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生き、百を超えて絵を描いた偉大な画家からパワーをもらおうと、シルバー世代の方々で会場は賑わっていました。

不勉強なうさみは、小倉遊亀は男性画家だと思っていました(>_<)。
会場に画家の写真や経歴が飾ってあったので、女性だということを知りました。”遊亀”は”ゆき”と読んで本名なのだそうです。素敵なお名前ですね~、子で終わる平凡な本名のうさみにはうらやましい・・・。

舞う(舞妓)」「舞う(芸者)」、京都でそれぞれ舞妓さんと芸者さんをモデルに描いたとい20081025_p1090904 う対の大作は、全てが止まってどこにもない時と場所が描かれているような不思議な気がしました。”絵から出て来て動き出しそうな”という褒め言葉を使うことがありますが、この絵の舞い手は、絵からは出て来ません。絵の前にいるこちらの方が、舞い手と自分だけが対峙する次元の無い世界に引き込まれる、そんな感じでした。
絵に添えられた遊亀の言葉は、「豪華絢爛の極地は寂(じゃく)である。」、何となくわかる気がします。

遊亀の作品で、銀地に古伊万里の瓶と黄色い山吹の一枝を並べた「憶昔」という題の絵がとても気に入ったのですが、絵葉書がありませんでした。
20081025_p1090906 この絵も、よく見ると瓶と山吹がどういう空間に、どんな位置関係で置かれているのかわからなくて、ただ古伊万里と山吹だけがあるのでした。遊亀お気に入りの古伊万里だったそうで、他の絵にも描かれています。

一番多かった土牛の絵では、何気ない家並みを描いた「大和路」と兎が良かったです。

少し散歩して竹橋から帰ろうと、お濠に沿ってぼてぼてと歩いていきました。
たくさんのカラフルなウエアに身を包んだランナーたちが、お濠を回って走っていました。今日はちょっと蒸し暑いのにお疲れさまです~、無理しないでね~。
20081025_p1090895
竹橋が近付くと赤いレンガ作りの洋館が見えて来ました。
明治時代に旧近衛師団司令部庁舎として建築された、東京国立近代美術館工芸館です。一度も入ったことが無かったので、近寄って写真を撮るだけのつもりが、開催中の企画展ポスターに魅かれて、中へ入ってみることにしました(^O^)。20081025_p1090899

人間国宝・巨匠コーナーで、染織家・志村ふくみさんの紬織着物を見つました(*^_^*)。
糸を紡ぎ、色にこだわる志村ふくみさんの著書を読んだことがあり、作品を拝見出来て嬉しくなりました。「鈴虫」という着物は、軽くて柔らかそうで、着るほど体に馴染んで色も深まって味が出て行きそうでした。



企画展は、「かたちのエッセンス 平松保城のジュエリー20081025_p1090902 でした。

金属のあたたかみを表現したジュエリー、硬くて冷たいはずの金属が、デザインによってあたたかく見えるのが面白かったです。

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コメント

最後のジュエリー。あたたかい、より、なんか『美味しそうなお菓子?』。。。
ゲイジュツとはほど遠いふくやぎでした。

投稿: ふくやぎ | 2008年10月26日 (日) 14時08分

千鳥ヶ淵も竹橋も会社所在地から「町内」のようなもとですが、山種美術館も近美工芸館にも足を踏み入れたことがありません・・・。山種は日本橋に会ったときもご近所だったのですが。。。
近くにあると、足を運ばないのですよね、反省。

投稿: アラベスク | 2008年10月26日 (日) 19時07分

志村ふくみさんの着物 見に行きたいです。本では 見せてもらっています。しゃきっとしたところが すばらしい。目の正月と思ってみます。

投稿: 小紋 | 2008年10月26日 (日) 20時36分

>ふくやぎさん
この画像だと確かにそう見えますね(^O^)。何か”感じる”ことが大切で、うんちくを知らなくてもいいんじゃないかと思います。

>アラベスクさん
オフィスから近いと行かない、っていうのはありますよね。昼休みじゃ落ち着けないので行きたくないし、夜は閉まるのが早くて平日はダメだと、結局休みの日にわざわざ来なくちゃいけないですもんね。
山種はあと1年弱で広尾に行ってしまうので、機会がありましたらどうぞ~。

>小紋さん
志村ふくみさんのお着物は今回展示されていたもの以外にもたくさん収蔵されているようです。いつか機会がありましたらご覧下さい。

投稿: うさみ | 2008年10月26日 (日) 21時12分

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