« このDVDを見ました~「かもめ食堂」 | トップページ | ブックカバー »

2008年11月25日 (火)

安藤忠雄建築展

連休中、「安藤忠雄建築展 挑戦ー原点からー」という展覧会を見に行きました。

20081122_p1100355 安藤忠雄さんは、建築に詳しくないうさみでもお顔とお名前を存じ上げている数少ない建築家さんのひとりです(*^_^*)。
前から「住吉の長屋」だけは知っていて、今回の展覧会にその原寸大模型が展示されると聞いて、見てみたくなりました。

会場の「ギャラリー・間」はTOTOショールームのビルで、乃木坂駅からすぐ。
そんなに混んでいないだろうという目論見は大ハズレ、建築やデザイン関係の学生さんらしき若い人から、建築家ご本人と同世代のおじ様おば様まで、大混雑でした。下のショールームを見に来たついでに、というお子様連れファミリーもいました。

住吉の長屋は、1976年竣工の個人宅、30年経っても施主さんがお住まいだそうです。
現地で撮った映像が流されていましたが、ほんとの下町の住宅街で、お隣とギリギリまでくっついて建っていました。

住吉の長屋の説明は、うさみにはちょっと荷が重いので、ブリタニカ百科辞典の解説をどうぞ→

コンクリートの直方体を三つに分割し、中央に中庭を配す。正面ファサードはコンクリートの壁に長方形の入り口が設けられただけで、きわめて閉鎖性が高い。一方住居内では、中庭を中心に各部屋が配置され、空に開かれた空間を創造した。単純な形態、装飾をまったく廃したコンクリート打ち放しに特徴がある。都市住宅に自然を取り入れることに成功している。

写真では見ていましたが、実物大模型は迫力でした~。想像していたより広く感じたのは、庭による開放感でしょうか。
ギャラリーは2フロアあるのですが、テラスが広いのか、模型部分は途中から外に飛び出て置かれる展示になっていました(あれ、雨の日は傘をさして見るんでしょうね・・・、本物と同じ状況ですね)。

間取り的に言うと、3LDK、になるのでしょうか。玄関を入ってすぐがキッチンのついたリビングダイニング、お部屋と同じくらいの広さの中庭の向こうにもう一部屋とバストイレ、中庭から外階段で上がった2階は、庭を挟んで細い空中廊下でつながれた部屋がふたつです。20081122_p1100356

真ん中が庭、というか空洞になっているので、部屋から部屋へはお外(庭)を通らないと行けません。
これを不便で使いにくいとするか、街中の狭い家でも緑や風を感じながら暮らせて素晴らしい、とするかは、施主さんのライフスタイル次第なのでしょうね。
うさみだったら、雨の日トイレに行くのに傘を差さなきゃいけなかったり、お風呂に入ってあったまった後に外気に触れないと寝室に戻れなかったり、は困りますね・・・(-_-;)。

光の教会」の模型(これは普通に小さい模型)と映像も良かったです。
打ち放しのコンクリートの壁を十字に区切る細い孔から光が差し込み、他には何の飾りも無い教会は、原始の祈りの場、という感じがしました。



後は、今まさにヴェネツィアで進行中のプロジェクト「プンタ・デラ・ドガーナ再生計画」の様子がすごく興味深かったです。
サンマルコ広場の向かいにある島の一番端っこにあり、15世紀に「海の税関」として建てられた建物を、現代美術館としてリノベーションするプロジェクトは、2009年竣工予定です。

ヴェネツィアは街まるごと歴史の宝庫ですから、歴史的建造物保存に関する法制が厳しいそうで、”建物本来の潜在力を活かしながら如何に現代性のある空間を生み出すか”がテーマだそうです。
ヴェネツィア周辺全体の模型に、工事中の現地の映像・・・イタリア好きも建築ファンも、きっとわくわくすることでしょう(*^。^*)。

12月20日までやっていますので、ご興味のある方はぜひ。
お出かけの際は、日曜日と月曜日がお休みなのでお気をつけ下さい<m(__)m>。

|

« このDVDを見ました~「かもめ食堂」 | トップページ | ブックカバー »

コメント

なかなか面白そうですね。安藤忠雄=コンクリート打ちっ放しという短絡的イメージしかないのは、ちょっとお恥ずかしい限りです(汗)
祖母の家は江戸時代からある武家屋敷だったのですが、お風呂(もちろん五右衛門風呂です)は母屋から外に出なければならないところに建っていました。屋根でつながっていたので、雨の日、お風呂に入るのに傘をさして、ということはありませんでしたが、冬は湯冷めすること請け合いです。今は取り壊されて跡地にはマンションが建っています。

投稿: アラベスク | 2008年11月25日 (火) 21時20分

うぉーーっ、安藤忠雄だぁーーっ!(笑)
好きか?住みたいか?といわれれば、
う〜ん??なのですが、
やはりとても気になる建築家です。
光の教会、絶対いつかは見に行きたいです♪

投稿: ジュエル | 2008年11月25日 (火) 22時37分

>アラベスクさん
やはりコンクリート打ち放しのイメージは強いですよね、表参道ヒルズもそんな感じですし。
武家屋敷とは、すごいですね~。壊す前に拝見したかったですね。うまく外観だけでも残して中だけ電化するとか出来ればいいんですけど難しいのでしょうね。

>ジュエルさん
光の教会、私も見たいです。
礼拝時の映像を流していましたが、説教中の牧師さんの後ろから光が差し込む様子がとても美しかったです。
場所は大阪ですよね、信者でなくても見学させていただけるんでしょうか?

投稿: うさみ | 2008年11月26日 (水) 21時54分

古い家屋は補修・維持が大変なので、祖母が入院したあと持ち主の親戚で解体を決めたそうです。
解体が決まったとき、県の古文書館から職員が見えて、ふすまや恐らく保管してあった(放置してあった?)昔の紙類をお持ちになったそうです。昔はふすまの下張りに手紙などの不要な紙を使ったりしたらしく、歴史資料として価値のある「掘り出し物」もあったりするそうです。祖母の家からの発見はなかったようですが。

投稿: アラベスク | 2008年11月27日 (木) 09時40分

>アラベスクさん
へえ、県の職員の方も、そんな情報収集をしていらっしゃるんですねえ。郷土の文化は意識して守っていきませんと、一度無くなっちゃったらもう取り返せませんものね。

投稿: うさみ | 2008年11月27日 (木) 22時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/135432/43223884

この記事へのトラックバック一覧です: 安藤忠雄建築展:

« このDVDを見ました~「かもめ食堂」 | トップページ | ブックカバー »