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2009年2月15日 (日)

「ピカソとクレーの生きた時代」展

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれている、「20世紀のはじまり ピカソとク20090215_p1000330レーの生きた時代」という展覧会を見て来ました。

元々見たいと思っていた展覧会ですが、雑誌のアンケート懸賞で招待券が当たったのです(^O^)。
葉書を出したことも忘れていたので、雑誌名で封筒が届た時は??でしたが、何でも応募はしてみるものですね。
いまだかつて懸賞で大物(現金換算1万円以上?)は当てたことがありませんが(^_^;)、小さい物はたまに当たっています。

この展覧会は、ドイツのデュッセルドルフにある、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館のコレクションです。建物の改修工事で美術館が休館するのを機会に、いい絵がまとまって来日しました。

一地方美術館のコレクションとしては、名品が揃っていて感心しました。
20090215_p1000331特にパウル・クレーの作品を多く収蔵していることで有名だそうです。
ナチスに迫害されてデュッセルドルフの美術学校教師の職を解かれ、スイスに亡命したクレーの、散逸した作品を取り戻すことがドイツの負の遺産の精算につながるという目的があったのだそうです。
同じ敗戦国でも戦争の記憶が薄れかけている日本と違って、ドイツにとって、ナチスの影というのはまだまだ色濃いんだなあと思いました。

クレーは、色彩の画家20090215_p1000332
色好きうさみでなくても、クレーの使う色には魅了されますよね(#^.^#)。
多くの色を使っていても、煩過ぎて人を疲れさせる感じはせず、落ち着きがあるのは、トーン(色調)が揃っているからなのかと初めて思いました。

丸と直線の「リズミカルな森のラクダ」、曲線の「婦人と流行」、赤くは見えない「赤いチョッキ」、長方形の中に一個だけ三角がある「直角になろうとする、茶色の△」。
・・・シンプルでわかりやすそうに見えて奥深い世界・・・
見た物を頭の中でいちどバラバラにして、形を簡素化し、不要な色をのぞき、そこにあるべき色だけをつけて再構築したら、あのような絵が出来上がるのでしょうか。

ピカソは、絵によってうさみには鑑賞不能(@_@;)というのもありますが、理解出来なくても気にかかる絵もあるのですね。
20090215_p1000333 今回来ている絵の中では、「鏡の前の女」が、そんな感じ・・・好き、と呼ぶのはちょっと違 うのですが、面白い絵、いい絵だと思いました。
鏡に写った図が鏡の外にも描かれているような、2次元の画布にたくさんの次元が存在しているような、不思議さがありました。

会場の全ての作品の横に、丁寧な解説ボードがついていたのは有難いと言えば有難いのですが、目の悪いうさみはまん前まで行かないと読めません(^_^;)。
最近の展覧会は、音声ガイドが準備されていることも増えました。絵の詳しい説明を聞くために使うのは便利でいいですが、絵の良し悪しの判断までガイドに頼ってマニュアル化されないか少し心配です。美術品としての価値と、自分が見て素晴らしい・好きだと思うのは別だと思うのですが・・・。

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コメント

デュッセルにいたとき、クレーの絵は見に行ったのですが、どんな絵だったか全く覚えていません。ピカソも持っていたとは、こちらは全く記憶になく。。。とほほ、ですね。
気を取り直して、文化村ミュージアムに足を運んでみます。

投稿: アラベスク | 2009年2月16日 (月) 16時41分

 いい絵の鑑賞できて 素敵な日でしたね。
 私も 音声ガイドは 使いません。勝手にみたいのです。わからんものはわからんと わがままなので。どうしてももう一度見たくて あとがえって 座ってるお姉さんに 見られたりします。それと いいものなのですが いっぱいあると 見疲れしてしまいます。 

投稿: 小紋 | 2009年2月16日 (月) 19時14分

>アラベスクさん
デュッセルドルフって商業の街というイメージでしたが、こんないい美術館があったのですね。収集方針がはっきりしていて、見やすいコレクションだと思いました。
旅先でいろいろ回ると、後から何を見たか思い出せないことはよくありますよね(^_^;)。展覧会、そんなに混んでいなかったのでゆったり見られるかと思います。

>小紋さん
パンフレットを全部詠むよりは音声ガイドで解説してもらえば楽なんでしょうけれど、順番や見るべき絵を指定されているようでちょっと嫌だったりしますよね。
広い美術館はひとまわりするだけで疲れますね~。

投稿: うさみ | 2009年2月16日 (月) 20時11分

うさみさん、こんにちは^^
足の手術をして以来、あちこち出歩くことを制限され、この展覧会にも行きたいと前々から思っていたのですが、いよいよ歩くことは抵抗なくなってきたので、近いうちに見たいと思っています。3/22までですね~
昨年はピカソが国立新美術館とサントリー美術館で同時に開催され両方見てきましたが、サントリー美術館の出口付近のピカソ最後の自画像に涙が出ました。

投稿: cyaz | 2009年2月25日 (水) 21時16分

>cyazさん
会期はまだ1ヶ月弱ありますので、晴れた日にゆっくりお出掛け下さい。
去年のダブルピカソ展、見にいけませんでした。いい企画だと楽しみにしていたのですが、またああいうコラボ企画があるといいですね。

投稿: うさみ | 2009年2月25日 (水) 21時24分

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