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2009年3月 4日 (水)

「くまとやまねこ」

先週でしたか、ニュース特集で、これまでは表立ってあまり語られなかった「死」がテーマの映画と小説が、今多くの共感を得ているという話題を取り上げていました。

アカデミー賞外国映画賞を受賞した「おくりびと」と、ベストセラー小説の「悼む人」。



うさみはどちらも鑑賞していないのでそれらについては何とも言えませんが、去年の春発売されてとても人気を得ている絵本が、同じテーマなのは、社会全体が生と死、死生観を見つ直す流れにあるのかなと思いました。

くまとやまねこ」というタイトルの絵本です。



大人の話題書コーナーに平積みになっている本屋さんもあったので、見かけたことのある方もいらっしゃると思います。

主人公のくまが大切な友達のことりを突然亡くし、何をする気にもなれず家に閉じこもって思い出だけに浸っている様子が、モノクロの細かい絵とわかりやすい文章で描かれて行きます。
くまがふとしたきっかけでやまねこと出会い、ふたたび前向きに生きるすべを見つけるラストまで、涙腺の弱い方はハンカチかティッシュをご用意のうえ読んでください、というお話です(^^ゞ。

うさみが印象的だったのは、こども向けの本なのに、友達の死から始まるストーリーもですが、物語が黒と白だけで展開されるところでした。
黒と白、それも黒の分量が多い画面は、くまの心象風景そのままo(;△;)o。

それが、ある場面から、ピンク色がぽわっと入って来て、画面を明るくし、くまの心にも灯りがともったことがわかります。
そのピンクの果たす役割が何とも素晴らしくていいのです(#^.^#)。色があるって何て素敵なことなんでしょう(^O^)。

先日、たまたま会社でこの絵本の話題になりました。

お友達と好きな絵本を贈りあっているという同僚は、この本をもらって、そう来るなら私のお勧めはこれ、と「100万回生きたねこ」を贈ったそうです。
愛しいものを失くした時の自分の気持ちは、くまよりこっちのねこだと。



30年以上前に出版され、今でもこどもに人気、どこの本屋さんの児童書コーナーにも必ず置いてある、佐野洋子さん作のこの絵本は、100万回生きる(生まれ変わる)命を持っているがゆえに、命の尊さも死が残す哀しみも知らないねこのお話です。

なるほど~、と思いました。20090301_p1000475
どちらの絵本も、生と死時の流れをテーマにしていますが、くまは再び生きる希望を得るハッピーエンド、ねこは愛と喪失を知ってもう生まれ変わらないことを選ぶというハッピーと呼んでいいのかバッドエンドと呼ぶべきかわからない終わり方です(^_^;)。

うさみ個人的には、最後は明るく終わるお話が好きですが、「100万回生きたねこ」もとてもいい本です。

お勧めの絵本を交換するのっていいですね(*^_^*)。
普通の本だと、勧められても気に入らなかったら読むのが苦痛になってしまいますが、絵本なら時間がかからず読めますものね。

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コメント

ぱっと見た時に、うっかり「くろねこやまと」と読んでしまいました〜(^ ^;)
色使いが素敵そうな絵本ですね。モノクロがふんわり色づくなんて、映画「ベルリン天使の詩」みたい。
今度ぜひ、見てみたいです♪
「100万回生きたねこ」も良い本ですよね。
20年くらい前に初めて読んだのですが、立ち読みで泣きました!(笑)恥ずかしかったです・・・。

投稿: ジュエル | 2009年3月 4日 (水) 21時29分

>ジュエルさん
私も最初本屋さんで見かけたとき、どこで切るのか一瞬読み方がわかりませんでした(^_^;)。
「ベルリン天使の詩」そうでしたね、懐かしいな~。
「100万回生きたねこ」と同じくらい「くまとやまねこ」も泣けます(;O;)。本屋さんでお読みになる場合はどうぞご注意を(^O^)。

投稿: うさみ | 2009年3月 5日 (木) 21時41分

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