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2009年8月 3日 (月)

朗読者

映画愛を読むひと」の原作小説、「朗読者」を読みました。



映画を見ようと思い立った時には、もう近場での上映が終わっており(^_^;)、代わりに小説を読むことにしたのでした。

作者ベルンハルト・シュリンクは、現代ドイツ文学の旗手で、「朗読者」は各国でベストセラーになった代表作だそうです。うさみは今まで、本屋さんの棚で見た事があるような無いような、という程度にしか知りませんでした(^_^;)。

映画の宣伝では、主人公の少年(15歳って少年ですか、青年でしょうか?微妙・・・(^-^;)が21歳年上の女性と情事を重ねる前半が強調されていたようでしたが、読後は、後半のナチス戦犯裁判と被告女性のその後の方がずっと印象強く残っています。

戦後生まれの主人公が、裁判を通して自分の親世代の戦争責任について思い悩む展開は、映画タイトルにある「愛」と共に「赦し」に重きを置いているのかなと思いました。

日本語の映画タイトルって、何でも「愛」をつけるのが好きですよね(^^ゞ。
小説のドイツ語原題は男性名詞で「朗読する男」になるのだそうですが、話題になった英語訳が"The Reader"(映画タイトルも同じ)なので、日本語訳も「朗読者」にしたそうです。

うさみは映画関連のサイトで、女性が半生を通して必死で隠していた”ある秘密”のネタバレを読んでしまい、最初から彼女はそうなのか、という先入観つきで読むことになってしまったのが残念でした・・・(^_^;)。

遥か昔には、おとなから本を読んでもらっていたはずなのですが、もうその記憶はありません・・・。妹に本を読んであげた記憶はあります。うさこちゃんシリーズを暗記できるほど読まされましたっけ(*゚ー゚*)。



大人になると、普通は声に出して本を読みませんね。
音読したくなるのは、あまりに小難しい文言が続いて、音に出して読んで噛み砕いて理解したい時か、すごくいい文章をたっぷり味わいたいと思う時です。

普段の読書はつい斜め読みの速読っぽくなってしまいますが、本当にいい本ならば、ゆっくりと朗読するのも素敵ですね。
そして、誰かに読んでもらって感想を共有するのも、豊かな楽しみだと思います。

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コメント

映画を観た後、原作も読んでみました。映画は前半の彼女との青春の甘く苦い思い出を、美しく描いていましたが、原作は後半の裁判や、男性の親たち世代の戦争責任への思いが、私も読後に重く感じられました。うまくいえないのですが、“愛を読む人”の映画タイトルは、原作からは少し違和感を感じました。でも、好きな俳優さんが出演しているので、映画、良かったです

投稿: ラル | 2009年8月 9日 (日) 11時22分

>ラルさん
映画をご覧になったのですね。宣伝で強調しているだけでなくて、映画本編でも彼女との思い出の方を強調していたのですね(^^ゞ。戦争責任を強調すると、政治的な問題とか出て来て映画的に難しいのでしょうか?
いずれにせよ、DVDになったら見たいです。

投稿: | 2009年8月10日 (月) 11時49分

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