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2009年8月26日 (水)

ラリックの花

先日、国立新美術館で開催中の「ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」を見て来ました。

20090826_p1020282 ラリックの作品は、ジュエリーや香水瓶のようにちいさなものから、お部屋の装飾ガラスのように大きなものまで、造形の妙に見飽きることがありません(*^_^*)。

今回の展覧会のポスターやチラシに使われているのは、オルセー美術館所蔵のハット・ピンケシ」です。

ケシの花をとても細かい細工で再現した素晴らしい品です。
ハット・ピン(帽子を髪に留めるためのピン)にしては大き過ぎやしないかしらと思いますが、サロンに出品してすぐに国家買い上げになったという説明がありましたので、このピンは実際に誰か女性の頭部を飾ることはなかったのかもしれませんね。

でもこれ、ポスターに使われている写真では、本物のよさがあまりわからないのでは、と思います(^_^;)。
ケシの花を真上から撮影していますよね?横から見た方が断然素敵だとうさみは思いました。花びらが薄く波うっていて、その真ん中に金のめしべとおしべが固まっていて、茎はまた違う方向にのびている・・・そういうところが、本物の花を、まったく違う素材で再現されていてすごいのです。
真上からの図ですと、花びらに刻まれた細かい模様や、光るダイヤ部分はよく写っていますが、花びらの立体感がわかりません。

実際のお花でも、形によって真上から撮るのが似合う花もあれば、横から、斜めからの方が素な花もあります。

使われている宝石が全部写ってゴージャス感が出るのは、真上からの撮影だったのだと想像しますが・・・。

他に目新しくて面白かったのは、カーマスコットの展示です。20090826_p1020283
(画像の下段左の写真です(*^。^*)。

自動車のボンネットにつける、動物や女神をかたどったガラス製のカーマスコットを、実際に日本の鍋島家で使っていたイスパノスイザを含め、多数見ることが出来ました。

ガラスの像を車の前方につけていたらちょっとあたればすぐ壊れるんじゃない、何か壊さない秘策でもあったのかしら、と思いましたら、鍋島家のものは、走行中ははずしていて、行き先に到着する寸前に着けていたのだそうです。のどかな時代&お抱え運転手さんがいたから、ならでは、ですねえ(^◇^)。

帰り際、この間NHKの日曜美術館でやっていたイギリスの陶芸家ルーシー・リーの回顧展のパンフレットをもらってきました。デザイナーの三宅一生さんとの意外なつながりがとても興味深い番組でした。
20090826_p1020281 国立新美術館で来年4月から6月開催だそうです。

(関係ありませんが、うさみはいつも「国立美術館」を「国立美術館」と言い間違えてしまいます(^^ゞ。劇場は「新国立劇場」なので、それにつられてつい・・・。
間違える人は他にも多いみたいで、ネットで”新国立美術館”で検索すると”国立新美術館”がたくさんヒットします。)

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コメント

あまり高尚過ぎて私には理解が・・・。

うさみさんの探究心には脱帽です。
ここで知らない世界を垣間見ることが出来、幸せに思っております。

投稿: ぷりちゃん | 2009年8月27日 (木) 20時33分

>ぷりちゃんさん
いやいや、全然高尚じゃないですよー。好きなものはとっても偏ってます・・・。

投稿: うさみ | 2009年8月28日 (金) 21時26分

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