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2010年3月 5日 (金)

フランク・ブラングィン展

国立西洋美術館開館50周年記念事業の展覧会、「フランク・ブラングィン 伝説の英国人画家ー松方コレクション誕生の物語」を見て来ました(*^。^*)。

20100306_p1040323フランク・ブラングィン、この展覧会の告知で初めて名前を知りました。ベルギー生まれのイギリス人画家で、日本と係わりが深く、彼がいなければ、国立西洋美術館のコレクションは、今とは全く違う形だったかもしれません。

国立西洋美術館は、川崎重工(当時の社名は川崎造船所)の初代社長・松方幸次郎がヨーロッパで蒐集したコレクションを収める場所として、戦後設立されました。
松方氏の写真とコレクションの説明が美術館に掲示されていますので、美術ファンはきっと「松方コレクション」の有名な絵画たち(モネにミレー、コローなど)と共に松方氏の名前を覚えていると思います(^○^)。

西洋美術館でうさみの一番好きなクールベも、松方コレクションですから、松方さんはお金持ちで絵を見る目があって、偉い人だったんだな~、この絵を買ってくれてありがとう(#^.^#)、と感謝の気持ちを抱いていました。20100306_p1040324

でも実は、当初彼は美術には全く興味がなく、渡英したのも、第一次世界大戦中のヨーロッパに自社の船を売り込むためだったんだそうです(^^ゞ。
船が売れて莫大な富を得たところで、知り合って友情を結んだのが画家ブラングィン。ブラングィンも、船乗りだったことがあり、船をテーマにした絵を多く描いていたので、「船」がふたりを結びつけたのだとか。

そして、東京に日本初の西洋画の美術館を作る、という構想が生まれ、ブラングィンのアドバイスで多くの絵が買い付けられ、画家だけでなく家具のデザインや空間プロデュースも手掛けていたブラングィンは美術館の建物を設計しました。世界大恐慌で松方の会社が破綻しなければ、大美術館が出来ていたはずです。
今回、現存する設計図やデッサンを元に、幻の美術館がCGで再現されていました。中庭を広く取った明るい建物でした。貴族の館のギャラリーのような贅沢でゆったりとした雰囲気で、美術品に触れることが出来たことでしょう・・・。

展覧会に展示されているブラングィンの絵や、彼デザインの食器・家具も見応えがありましたが、西洋美術館が生まれるきっかけが、東洋の造船王と、イギリスの画家の出会い20100306_p1040325 にあったという不思議な縁に、プロジェクトX好きうさみの心は熱くなったのでした\(^o^)/。

この展覧会は、5月末まで開かれています。知名度と宣伝が足りないのかそんなに混雑していませんでしたが、ご覧になって損のない展示だと思います(^○^)。
同時開催の「所蔵水彩・素描展ー松方コレクションとその後」にも、なかなかいい作品がありました。ブラングィンをご覧になったら、お忘れなくお立ち寄り下さいませ(2階の端っこなので、素通りしてしまうお客さんが結構いらっしゃいました(^_^;)。

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» フランク・ブラングィン展に行ってきました。(国立西洋美術館 東京) [ペインターみんみんの油絵制作&絵画                                           画像]
みんみんです。このブラングィンという画家のことは、実は全然知らなかった。松方コレクションの中でも重要なポジションだという。今回は未知の状態で展覧会に臨んだのだが、一見して、圧巻の絵に惹きつけられた。美術には素人で多くの専門家の助言を得て収集したとはい... [続きを読む]

受信: 2010年3月19日 (金) 00時20分

» フランク・ブラングィン展 国立西洋美術館会館50周年記念事業 [Take it ez !]
2/23-5/30 初日の23日は逃したものの、24日のお昼にいってきました。 平常の12時過ぎ、会場内はすいていました。 ちなみに、今回の展示は国立西洋美術館らしくない展示内容というか雰囲気があります。中世のコッテコッテのポスターのような絵画や、または肌の質感の表現に尽力をしたという作品というのではなく、とにかく国立成長美術館での企画展らしからぬ展覧会です。別に文句じゃないですよ。でも、会場内展示数が少ないっていうか、なにか、換算としたいつもの国立西洋美術館企画展とは、あきらかに異...... [続きを読む]

受信: 2010年3月23日 (火) 18時18分

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