2010年12月17日 (金)

没後120年ゴッホ展

没後120年 ゴッホ展 -こうして私はゴッホになった」を見て来ました(#^.^#)。

開催期間が長くまだ大丈夫と安心していましたが、ふと気付いたら、来週月曜日で終了です\(◎o◎)/! 金曜日の夜間開館に慌てて国立新美術館に走りました(^^ゞ。

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夜間開館の方が週末よりは空いているということでしたが、会期中の最後の金曜日でもあり、かなり混雑していました。ロッカールームがいっぱいで空きがないくらい・・・。コートとマフラーは預けて身軽に鑑賞したかったので、見終わったお客さんが戻ってくるのを待ってロッカーを確保しました。

ゴッホが好きな方が多いんだな、と思いましたが、絵に興味ないけれど場所と時間がちょうどいいから来た、と見受けるカップルや観光客もいました。
金曜日だけでなく、もっと平日の夜も開館して欲しいですよね~。せっかく開けるなら20時よりもうちょっと遅くまでだともっと嬉しいですし・・・その分必要になる係や警備員の方を新たに雇えば、雇用対策にもなるのに~と思いました(^^ゞ。

それと、夜間開館する日は、鑑賞後に入れるようにカフェの20101217_p1070133閉店時間を伸ばしてくれるといいな~(*^。^*)。
一番お高いレストラン(ポール・ボキューズ ミュゼ)は遅くまでやっているのですが、カフェは閉館時間と同時かそれより前に閉店しちゃうんですよね。見終わってから、地下のカフェで、昔懐かしい味のカレーが食べたかったのに、閉まっていました。1階のカフェはサンドイッチが売りきれでしたし・・・そのへん、サービスがまだまだ改善余地あるのは、国立だからでしょうかねえ(-_-;)。

それはとにかく、ゴッホです。
頑張って見に行く価値のある展覧会でした(^^♪。
タイトルの「こうして私はゴッホになった」の通り、ゴッホの画家としての歩みを、彼が師事したり、模写愛好した同時代の画家の絵と並べて辿る内容です。

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2010年11月 7日 (日)

「香水瓶の世界」展

東京都庭園美術館で開かれている「きらめく装いの美 香水瓶の歴史」展を見て来ました~(#^.^#)。
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香水も香水瓶も同じくらい好きなので、とても嬉し楽しい展覧会でした(^○^)。

香水って贅沢品のイメージがありますし、生活必需品ではありませんが、遥かエジプトローマの時代から使われてきたんですね。香りは王侯貴族の嗜好(クレオパトラのバラ好きとか)もさることながら、宗教医療目的で使われて来たのだそうです。
イエスキリスト誕生のお祝いに東方三博士が持って来たものにミルラ(没薬)が入っていましたっけ。

香水瓶、と一口に言っても、形も材質も大きさもさまざま20101107_p1060829です。
うさみは陶製かガラス製で手のひらにのるくらいの大きさのが好きです(* ̄ー ̄*)。

遥か昔の香水瓶は、香りも瓶もオーダーメイド。自分だけの香りを入れる自分だけのボトル・・・香水好き垂涎ですねえ・・・(*^。^*)。

18世紀末くらいから、香水屋さんが調合して名前をつけた「商品」が出て来てます。瓶と、それが入っていた外箱やタグも残っていたりします。
どんな女性がつけていたのでしょう?中身も残っているものもあり、嗅がせてもらいたくなりました、時間がたって変質してしまっているとは思いますが・・・(^^ゞ。

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2010年9月27日 (月)

ゴッホとガラかめ

早朝から雨で寒い月曜日、こういう日のお昼は体も心もあったまるもの、ですよね(*^。^*)。

スープストックに決定~。
このお店のメニューラインナップ(週替わりで8種類くらい)って、うさみの好きな種類ばかりでどれにしようか迷ってしまう時と、あまり好きでない食材が入っていてどれも今ひとつ魅かれない時と、どっちかなんですよね、不思議と(^^ゞ。

今週は好きなメニューいっぱいの週でした\(^o^)/。20100927_p1060637
2種類のスープを選べるセットで、一番好きな「イタリア産トマトのミネストローネ」ともうひとつは、新メニューの「ゴッホの玉葱のスープ」にしました。

玉葱のスープは、チーズとパンの入ったオニオングラタンスープでほっここほこ~な美味しさでしたが、どうしてゴッホ?あ、ひょっとしてもうすぐ始まるゴッホ展と関係があるのかな?

・・・後で調べてみたら、ビンゴでした(^○^)。
没後120年 ゴッホ展ーこうして私はゴッホになった」とのコラボメニュー第1弾。第2弾は「ゴッホのジャガイモのスープ」だそうです。

ゴッホが絵の題材にした野菜のイメージということです。うん、ゴッホには、ひらひら葉もの野菜とか、カラフルなトマトより、玉葱やジャガイモの無骨なイメージが合いますね(#^.^#)。

今回の展覧会、ジャガイモの絵は来日するようです、玉葱の静物画は展覧会サイトにはのっていないのでわかりませんが(^^ゞ。ゴッホは人気があるから混むだろうな~、並ぶの嫌だな~と展覧会に行くのに消極的態度だったのですが、玉葱スープを飲んでやっぱり見に行かなくちゃ!と思っています。

そして一日の労働を終えての帰り道、駅でこのポスターに遭遇(*≧m≦*)!

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ガラスの仮面」(ガラかめ)新刊CMの特別駅貼りポスターです~(^○^)。
マツコ・デラックスさんが月影先生に扮した衝撃!?のポスター、JRの主要4駅以外は、ゲリラ的にオシャレな駅に出現、と出版社サイトにのっていました。わざわざ見に行くのも何だけど、見たいのは見たいなーと思っていたら、見られました~(^◇^)。紫のバラの人、真澄様がふらりと立ち寄るオシャレな駅、だったらしいです、うさみの働く場所は。



笑えました~、このすごい月影先生ぶりといい、「おそろしい漫画!」っていうコピーといい、ツボでした~ヽ(*≧ε≦*)φ。
(ガラスの仮面をご存じない方のために、オチをご説明しますと~・・・ガラかめは、平凡な少女マヤが数々の障害を乗り越えて女優を目指す王道少女漫画です。マヤの師匠で、顔に怪我を負って引退した名女優の月影先生が、マヤの異常とも言える演劇への情熱と才能を垣間見ての名セリフが「マヤ・・・恐ろしい子!」。)

ポスターは他に4種類あるのだそうです。光浦靖子さんのマヤっぷりもすごいな~(^◇^)。

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2010年6月26日 (土)

ユトリロ展

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「モーリス・ユトリロ展 ーパリを愛した孤独な画家ー」を見て来ました(#^.^#)。

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ユトリロには、パリのモンマルトルを描いた白の画家、というイメージがあるだけで、どんな人生を送った画家かほとんど知りませんでした。

美貌のモデル・画家の母から私生児として生まれ、若くしてアルコール依存症となり、母と自分より若い義父に管理され・・・白を愛したのも、幼い頃忙しい母に構ってもらえず部屋でひとり遊びしていた漆喰の色だから・・・。20100626_p1060319

展示された絵は、どれも日本初公開なのだそうで、ほとんどが風景画です。
ユトリロの画家人生にそって、絵のスタイルが変わった時期ごとに展示されています。「白の時代」が有名ですが、鮮やかな色彩を用いた時代もあったんですね。

街以外の景色も描いていますが、いいなと思う絵は、街、それも曲がり角から道路の向こう側を描いた絵でした。
細い路地の向こうに、教会の尖塔や建物が垣間見えます。道路には歩いている人物もいますが、どの絵も、画家本人は、絵の中にいないのです。愛した街を描いているはずなのに、画家の心とはどこか切り離されたところに街があるような感じ・・・それが孤独感20100626_p1060320 なのかもしれません。

ユトリロの展示の後、常設展のゴッホ「ひまわり」を見て、それをひしひしと感じました。「ひまわり」が発している強烈な感情、情熱は、ユトリロの描いたパリの街とは対極のものでした。画家の作品との向き合い方の違いなのでしょう。

会期終了が近いので、会場はだいぶ混雑していました。ご年配の方が多く、芸術のパリ、に強い憧れをお持ちだった世代がユトリロファンなのかな、と思いました(*^。^*)。

帰りにちょっとだけのつもりで、モード学園コクーンタワーのブックファーストに寄ったら、1000坪90万冊の品揃えに魅了されて、ぐるぐる歩き回って本を買い漁ってしまいました(^_^;)。普段行かない大きな本屋さんって麻薬のような魅力があります・・・。

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2010年6月 7日 (月)

オルセー美術館展2010

先週、空いていそうな平日昼間を狙って「オルセー美術館展2010ーポスト印象派」(国立新美術館)を見て来ました(#^.^#)。

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宣伝文句が「モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソー、傑作絵画115点、空前絶後」で、サルコジ大統領の「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは二度とない。」というお墨付き、西洋絵画ファン必見の展覧会です(^○^)。20100606_p1060184
平日でも相当混雑しているに違いないと覚悟していましたが、人の頭で絵が見えないとか、動きが取れないというほどでもありませんでした。会期が長いので、まだこれから混み出すのかもしれません。

10個のテーマに沿って展示室が分かれているなか、ひとつだけ他と段違いに人の多かったのが、「ゴッホとゴーギャン」室でした。
日本人にはゴッホが人気なんですね~(*^。^*)。
星降る夜」の夜空に星と街灯、同じ光でも色が違っているのが、意味深い気がしました。

展覧会鑑賞中は、他のお客さん同士が交わす、通ぶった解説やコメントが耳障りになるものですが、今回は、ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの「貧しき漁夫」という絵についてのお上品そうなおば様方の会話に、知りたかった事を教えていただきました(^^ゞ。

すごく見慣れた感じがする絵・・・でも見た記憶は無いなあ・・・と思っていたのです。そこへおば様が、「西洋美術館にある絵は、奥の子供がいないのよね~。」
そうそう!上野の国立西洋美術館の常設展示松方コレク20100606_p1060185ションにあるんですよ、この絵と同じタイトルで構図も似ている絵が。常設展は何度も見ているので、特に画家名や作品名を覚えていなくても、絵は頭に残っていたんですね(*^_^*)。

今回は、うさみの気に入った絵のポストカードを全部ゲット出来て満足し(^○^)、他のグッズは買いませんでした。(うさみのシュミはマイナーらしく、好きな絵がポストカードになっていないことが多いのです・・・(^_^;)

裏側に絵画をプリントしたiPodケースがよく出来ていて、iPodユーザーだったら欲しかったです。
ただ、モローの「オルフェウス」のケース、これを選ぶ方のプレイヤーにはどんな音楽が入っているのか、聞かせていただきたいものですね(^^ゞ。川辺に流れ着いた斬られた首20100606_p1060186 を拾っている乙女の図、ですよ・・・縁起が悪いといいますかねぇ・・・、素晴らしい絵だと思いますし、うさみもポストカードは買いましたけど、常に持ち歩きたい絵ではないです・・・。

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2010年5月31日 (月)

「ヨーロピアン・モード」

文化学園服飾博物館で開かれている「ヨーロピアン・モード 18世紀から現代まで」を見て来ました(^○^)。

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18世紀ロココの時代から現代までのヨーロッパの女性モード(洋服やアクセサリー、靴、バッグ)を、各時代の政治経済産業などの動き、流れと連動させて見せてくれる展覧会です。

時系列で並べてもらうと、ファッションは時代をうつす鏡だということ、あるファッションは突然生まれてくるのではなくて、前の時代からのつながりや何らかの必然性があって生まれるのだということがよくわかります(#^.^#)。20100531_p1050986

たとえば、昔のドレスを着たマネキンは、みな丸みを帯びたなで肩ですが、第2次世界大戦中あたりから肩パッドが入って水平な肩を強調するドレスが出て来ます。軍服の影響だったのですね。
社会進出を始めた女性たちが、ショルダーバッグを使うようになったのも関係しているかもしれません。水平な肩の方が、ショルダーバッグの紐がずり落ちませんから。

コルセットでウエストを締めて腰を膨らませたドレスは豪華で優雅に見えますが、身に着けているのはラクじゃなかったでしょうね・・・(^_^;)。ウエストから、金属の輪っかが連なったような枠をぶらさげて歩くなんて、考えただけで疲れます~(@_@;)。

20100531_p1050985着心地がラクそう、という意味で着てみたいなーと思うのは、エンパイア・スタイル
ナポレオン時代の、ハイウエストで体をしめつけないドレスです。素材はイギリス製のモスリン(木綿)が人気だったそうです。その当時は綿が高価だったんですね。

博物館に着いたのがお昼時で、お隣の文化女子大学や文化服装学院の生徒さんたちがぞろぞろ歩いていました。ファッションを学んでいるだけあり、おっと目をひかれる個性的なお嬢様方を見られてとても楽しかったです(*^_^*)。

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2010年5月18日 (火)

「マネとモダン・パリ」

三菱一号館美術館のオープニング展覧会「マネとモダン・パリ」を見て来ました(#^.^#)。
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三菱一号館美術館は、プレオープニング展示を見てすっかり気に入り、今回の正式オープンを飾る展覧会も楽しみにしていました。

かなり混雑しているとのネット情報の通り、入場するのに列が出来るほどの混みようでした(^^ゞ。昔の建物を復元して設計した建物は、必ずしも美術館に適した会場とは言えません・・・狭い小部屋に分かれているため、大人数のお客さんを一度にはさばけないのですね。
でも他にはない雰囲気に合った展示にして、場所との一体感も楽しんでもらえばいいのだと思います。20100518_p1050898

エドゥアール・マネの作品を、彼の生きた時代のパリの街をテーマに構成した観点が面白かったです。
この時代の画家と言うと、世間に認められずに貧窮にあえいだり、病苦に悩んだり、というような孤高で不遇の芸術家のイメージがあったのですが、富裕な家庭に生まれたマネは、パリの華やかなカフェや劇場が好きな伊達男だったそうです(^○^)。

ミュージアムショップのポストカード販売コーナーで、バラ売りのほかに、美術館の館長さんが選んだ8枚セットというのがありました。どの絵を選ぶ20100518_p1050899 かって、その人の興味の向いているところや好き好きが出て興味深いです(*^。^*)。うさみはポストカードを5枚買いましたが、あまり館長さんのセレクションとかぶってなかったかな(^^ゞ。

今日は、妹すまっぺも展覧会を見たがったので、愛犬を連れて2人で出掛けました。
当然、愛犬おうじは美術館には入館出来ません(^_^;)。展覧会はひとりずつ交替で鑑賞し、もう一人はおうじと一緒にブリックスクエアのお庭でぶらぶら日向ぼっこしていました(#^.^#)。

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鑑賞後は、丸の内をお散歩して日比谷公園へ(^○^)。
わんこも入れるテラスのカフェでご飯を食べ、バラが盛りの花壇を見て回りました。

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2010年5月12日 (水)

ルーシー・リー展

国立新美術館で開催中の「ルーシー・リー展 ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家」を見て来ました(^○^)。

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陶芸家ルーシー・リーの名前を知ったのは、デザイナー三宅一生さんが生前の彼女と親交があり、陶製のボタンコレクションを大切にしていると紹介した番組でした。

陶芸家が洋服のボタンを作るのが意外でしたが、ルーシー・リーはウィーン生まれのユダヤ人で、第2次世界大戦中、迫害を逃れてロンドンに亡命し、生活のために高級服用のボタンやカフスなどを作っていた時期があったのだそうです20100513_p1050736。ボタンは服のデザインに合うよう細かい色みの注文があるので、後の作品製作に役立ったそうです。

今回の展覧会でも、ボタンとその型が展示されています。
ちいさなボタンに込められた意匠の豊かさにため息がでます~(*^。^*)。
ミュージアムショップで、オリジナルのボタンを販売していましたが、1個30万円・・・(@_@;)、とっても服には付けられませんね(^_^;)。

数多く展示されているのは、花器に鉢、ティーカップやポットなど。
20100513_p1050735シンプルな形と、複雑な色みの取り合わせが魅力です。
ポスターに使われている鉢はコバルトブルー、他にも山吹のような黄色や、撫子のピン ク深緑など釉薬を工夫して作られた色は見飽きません。
展示ケースごしに見るのではなく、花器に花を活けたところが見てみたい、カップを手に持ってお茶を飲んでみたいと思いました(*^。^*)。

製作中のアトリエで撮影したインタビュー映像が、とても面白かったです。
カメラ嫌いだった彼女の貴重な映像なんだそうです。
ろくろを回すところ、針で模様をつけるところ、電気窯から焼きあがった作品を取り出すところなど、実際に作っていた姿を見てから、作品を見るとまた違った感慨がありました。

展覧会場でのこうした映像を見る時、いつも思うのですが、合計何分の映像の、今はどの辺を上映中、というカウンターがあるといいですね(^^ゞ。後少しで終わるなら、他の展示を見て時間を調整して最初から見られますし、途中から見た時も、次の回のどこまで見るかの参考になりますから。この映像は20分もあったので、特にあるといいなと思いました。

6月21日まで開催中、東京の後、何箇所か巡回します。20100513_p1050737 陶磁器好きな方には、ぜひお勧めです。

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2010年4月26日 (月)

ボストン美術館展

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーに「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」を見に行って来ました(*^_^*)。

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平日ですがかなり混んでいました。六本木ヒルズの展望台観光のついでに展覧会でも見ておこうか、というお客さんが多いようでした。もうゴールデンウィークの民族大移動(^^ゞが始まっているんですね。

展覧会のキャッチコピーは「名画のフルコースをどうぞ。」で、レンブラント、エル・グレコ、ミレー、ドガ、ルノワール、モネ、ゴッホなど、よく名前が知られた画家たちの油彩画80点を展示しています。
うさみはボストンに行った事が無いのに、あの絵もこれも見た事があるような気がする、と思ったのは、前に来日した時、見ているんでしょう(^^ゞ。

お客さんが多いせいか、会場の狭さが気になりました(^_^;)。
高層ビルという場所柄、天井は高くないし、窓もないのはしょうがないのですが、もう少し、作品の間隔をあけてゆったり飾ってくれたらいいのにと思いました。
工芸品やファッション作品などの展覧会の時は、立体的でモダンな展示方法が映える会場なのですが・・・。

うさみが気に入った作品は、ポストカードが作られていなくてガッカリ、というケースが多いです(-_-;)。フツーのお客さんの好みと、うさみのシュミはかけ離れているらしいのです・・・。20100426_p1050406
今回は本当に、一番気に入って、当然あると信じていたポストカードが無くてどよ~ん(>_<)でした。
アンリ・マティスの部屋の中を描いた絵で、壁紙とテーブルクロス、花瓶と花、窓の外の海の色のコントラストがとても新鮮で素敵だと思いましたのに、どうしてポストカードを作ってくれなかったんでしょう(@_@;)。

最近は、展覧会のオリジナルグッズも、クリアファイルやTシャツ、トートバッグ、チョコレートやクッキーは当たり前で、変わったものも作られますね。
普通に売られていたら買わないようなものでも、今見て来た作品の感動のまま、つい買ってしまったり、展覧会会場限定と言われると欲しくなったりします(^^ゞ。

今回のボストン美術館展では、シュウ・ウエムラのメイクアップキットに目をひかれました(^○^)。
出品作のゴッホとモネの絵から、それぞれ3つの色をピックアップし、アイシャドウ2色とチークでコンパクトにセットし、絵をプリントした特製ポーチに入れています。
絵の中にある色が、メイクアイテムとして配色されるとまた別のイメージになるのが面白かったです。
絵として好きなのはモネの「凪」なのですが、うさみの顔色に似合う色みなのは、ゴッホの「初夏」の方だと思われ、どちらとも選びがたく買いませんでした(^_^;)。

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2010年4月22日 (木)

ゴーゴーミッフィー展

松屋銀座の「ゴーゴーミッフィー展」に行って参りました(^○^)。
今日初日と知らずに出掛けまして(^^ゞ、入口で気付きました。20100422_p1050350
ザンザン降りの冷たい雨にもかかわらず、たくさんのミッフィーファンが訪れていました。
今年はミッフィー(うさこちゃん)の55回目のお誕生日だそうです\(^o^)/。展覧会タイトルの”ゴーゴー”はGOGOと、55をかけてるんですね。

展覧会は、東京の後、札幌、神戸、名古屋、広島など各都市を巡回します。ミッフィー好きさんなら、ご覧になって後悔することはないでしょう、ぜひお近くの会場へ~(*^。^*)。

主に展示されているのは、ミッフィー絵本の原画やスケッチです。
中には、最終的に本には採用されなかった絵もあり、どこが気に入らなかったのか、最終版と比べると面白いです(#^.^#)。
「うさこちゃんとうみ」は、何度も妹に読み聞かせて、今でも文章を覚えています。



映像展示が、とてもよく出来ていました。
特に、「うさこちゃんのだんす」のそばの映像ディスプレイが圧巻でした。会場にいらっしゃったら、ぜひ、かぶりつきの場所でビデオの最初から見て下さい!

映像を映すスクリーンの足元に、大きな白い本が開いた形で置かれています。

スクリーンにディック・ブルーナさんのアトリエが映り、窓際の大きな机でブルーナさんが作業を始めると、開いた本のページに、筆を持ったブルーナさんの手がミッフィーの耳の線を描くところが表れます(^○^)。
ペンだこのある無骨なブルーナさんの手が、ゆっくりと丁寧にミッフィーの線を伸ばして行きます。シンプルなミッフィーのラインを、どれだけ考えながら、どれほどの時間をかけて描いているのか、よくわかる映像です。

ミッフィーの顔が完成すると、絵本の白いページにぱあっと色がついて、「うさこちゃんのだんす」のページになるのです(*^_^*)。ページがめくられるにつれ、キャラクターたちがスクリーンにも移って踊り続け、見ているこちらも一緒に踊りだしたくなる♪素敵な映像でした。
最後のちょっとした仕掛けも、お見逃し無く(^◇^)。



ミッフィーあてに内外のクリエーターたちが作ったバースディカードも見ものです。
本物そっくりのイラストや、布や刺繍がついて立体的なカードなど、会ったこともないクリエーターさんたちとミッフィーへの愛を共有している感じがしました(*^。^*)。

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