2011年3月 8日 (火)

うさぎパン

うさぎパンを買いました(^○^)。

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電車に乗って持ち歩いたら、食べようとした時には、ふっくらした形がつぶれて、うさぎの赤目のジャムが少しとけて涙目っぽくなってしまっていました(>_<)。
動物や人の形のパンって、姿の可愛さに食べるのが可哀想になりますが、食べなくて無駄にしてしまったらもっと気の毒ですよね。
美味しくいただきました(* ̄ー ̄*)。

うさぎパン」というタイトルの本をつい先日読んだところです。



ジャケット
(うさぎのイラストがキュート)+タイトル(うさぎのパンの話ってどんな!?)にひかれて初めての作家さんの本を買いました。

後妻のお母さんと暮らしている女子高生が主人公の、ほんわかして、ちょっとぴりっ、うるっ、とくるお話でした。
主人公はパンが大好きで、うさぎパンに思い入れがあるのですが、食べ歩きをしているあちこちのパン屋さんでもうさぎのパンは見ないと話すシーンがありました。うさぎは耳が細長いから、うさぎらしく見えて、折れたり落ちたりしない耳をつけるのが難しいようです(^^ゞ。
彼女のためにうさぎパンを作ってあげるパン屋の息子くんも、失敗して大量のクマパンやネコパンを作っていました。

こちらは、デパートの催事でゲットした京都のお菓子屋さんのうさぎマカロンに、ミスタードーナツのくまドーナツ。いずれも食べるのが惜しい可愛さでした(≧m≦)。

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2011年3月 4日 (金)

ベストセラー

このブログの右サイドバーに表示している「うさみの本棚」は、うさみが読んだ近刊本の中から、漫画・文芸書・新書とりまぜてのせています(^○^)。

選択基準は、うさみが気に入ったかどうか、ですので、売れているかどうか、世間様で人気かどうかはあまり関係ありません。ベストセラーだと目に留まりやすいので出会いのきっかけになることはありますが、ベストセラーだから読む、という読み方はしないです(^^ゞ。

昨年秋にここでご紹介した本が、その後あれよあれよという間に売れ出して、凄いベストセラーになっています。2011年の本屋大賞にもノミネートされ、57万部以上売れているそうです。

謎解きはディナーのあとで」というミステリですが、今やどこの本屋さんでも目立つ場所にバーンと積んであり、同じ作者さんの他の既刊本も二匹目のドジョウで一緒に並べてあります。



うさみが買った時は、普通の新刊本扱いで、特におススメもされていなかったので、ビックリです(^◇^)。気楽に読めて、登場人物たちが漫画チックに極端で面白いと思いましたが、こんなに人気が出るとは~。

表紙イラストを描いているのが人気のイラストレーター(中村佑介さん)だから、との分析記事もありましたが、それだけでこんなに売れるのでしょうか。



お嬢様と執事という探偵コンビの組み合わせに、キュンと来る人が意外に多いのでしょうか(^○^)。
少し売れ出すと、出版社側もさらに売ろうと宣伝費がかけられるようになり、テレビCMや電車の吊り広告なども途中から始まりましたし、他のメディアでもかなりとりあげられて、興味を持つ人が増えたのもあるのでしょう。

うさみは執事さんが安楽椅子探偵(自分では現場に行かず、伝聞の証拠だけで推理する)なのが、楽しかったです。

先日大型書店で、高校生か大学生くらいの女の子ふたりがこの本を手にきゃいきゃいしゃべっているところに行きあいました。

「この本絶対面白いよね~。読みた~いヽ(´▽`)/!

(うさみ心の声:へえ、こういうお嬢ちゃんたちも読みたいと思うのか。)

でも高いよね~(。>0<。)。

(うさみ心の声:この厚さで1,575円って特に高くないけどなあ。)

文庫本出てないのかな。

(去年秋に発行されたばかりだから、当分文庫にはならないと思うよ・・・(;;;´Д`)ゝ)」

お譲ちゃんたちは普段、文庫本しか読まないのですね(^_^;)、ハードカヴァーを手に取らない層まで興味を持ってくれれば、売れるのも道理かもしれません。

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2011年1月25日 (火)

世代の壁

最近うさみのとてもお気に入りな漫画、ヤマシタトモコさんの「BUTTER!!!」、コミックス2巻目が発売になりました(^^♪。



高校の社交ダンス部
が舞台のストーリーです。
タイトルは、絵本の「ちびくろさんぼ」で虎が木の周りをぐるぐる回っているうちに溶けてバターになっちゃった、というあのエピソードから、(これ以上踊って回ったら)バターになっちゃいます!と訴えた主人公の女の子に、もっと速く正しく回らないとバターにはなれない、と先輩に鼻で笑われるシーンが最初に出て来ます(^○^)。



高校のクラブには珍しい社交ダンスの部活動模様もかなり楽しく可笑しく読んでいますが、それと共に、6人の部員それぞれの性格描写や悩みどころが等身大でリアルです。

2巻では、身長173センチ、グラマーで男の子にからかわれるのが嫌さに猫背になって目立たないようにしている女の子と、担任の先生♂との会話に、ああ、どっちの言い分もわかるなあ、これが埋められない世代の壁だよなあ、としみじみしてしまいました(* ̄ー ̄*)。

あなたが今悩んでいるようなことは いずれ どうでもよくなるよ 多分
大人になってからあのときやらなくて損したーってよりも今・・・


うん、先生のおっしゃることは正論ですよね。14・5歳の頃の、自分の外見や性格に関する悩みのほとんどは、30・40になったら気にならなくなっていることでしょう(^_^;)。うさみおばさんも、自分がそのくらいの頃は、何であんなことをあんなに気に病んでいたんだろうなあ、と思います。
しかーし、10年後20年後に平気になっていると言われたって、10年後の自分の姿なんか想像も出来ないのがティーンエイジャーというもの(;;;´Д`)ゝ!

いまつらいことが・・・っ つらくちゃ・・・だめなんですかっ

と泣き崩れる女の子・・・うん、そうだよね、その頃の悩みは狭くて深いよね(>_<)。
先生はそういう時期を通り過ぎて来たから、そのうち平気になるよ、と慰めじゃなく予想として助言しているのだけれども、当人には目の前の悩みしかなくて、時が解決する、なんて消極策は受け入れられない・・・若者と大人の埋められない溝だなあ、大人になればわかるんだけれど、その時はもう遅いんだよねえ・・・おばさん、しみじみ甘酸っぱくなりましたよ(*゚ー゚*)。

同じヤマシタトモコさんの「HER」というオムニバス短編集で、青春の悩みをかかえる高校生に、中年の女流写真家が、今悩んでいることなんて2年後にはどうでもよくなって3年後には忘れて5年後には16の自分が大切なものを捨ててきたことに気付くものだ、それは「人類にあまねくふりかかる呪い 世界の決まり」と言うセリフがありました。

至言です、さすがオバサン!
人類全体にかけられた呪いで、誰にもふりかかり、どうしようも出来ないことなんだ、と思えば、少しは楽になることもあります(*^。^*)。

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2010年12月11日 (土)

本作り

製本工房美篶堂さんの製本ワークショップに行って来ました~(^○^)。
製本の工程って、うさみの習っているカルトナージュと共通する部分があり、一度やってみたいと思っていました。



今日のワークショップは、フランス装本のノートとそれを入れるブックケースを作るものです。

フランス装本とは、「仮綴じ装本の一。綴じただけで裁断せず、縁を折り曲げた紙表紙などをかぶせた装本。ペーパーナイフでページごとに切って読む。本来は、愛書家が自分用に装丁し直すためのもの。フランスとじ。」(@大辞泉)
昔のヨーロッパの愛書家(=お金持ち(^^ゞは、読んだ後の本を自分好みに革など立派な表紙をつけて飾って保管したので、本は装丁し直しやすいように、ハードカバーの表紙をつけずに売られていたんですね。

うさみは裁断していないフランス装本は見たことがありませんが、仮フランス装と言うのでしょうか、ソフトカバーの文芸本は割と買います。ブックカバーのように本体にかけられて上下を折りこまれている紙が、背部分で糊付けされていて、これはカバーじゃなくて表紙なのか、と初めて見た時面白く思いました(*^。^*)。

いつも手にしている本がどうやって作られているのか、興味津々です。
今回のフランス装本は、初心者向けの簡単な方法で、糊付けだけ、糸綴じはなしでした。

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まず本文と見返しになる紙を折ってまとめ、背にボンドをつけ、表紙をかぶせて上下を折りこみ、背部分を本体と接着。
材料をぴったりの大きさに切って用意して下さっていた20101211_p1070115ので、綺麗に出来上がりました。

ブックケース(上製本の函みたいなもの)の作り方も難しくはありませんが、なるほどこうなってたのか、と新鮮でした(#^.^#)。

うさみは製本初心者ですが、他の参加者さんの中には、経験者も多いようで、こんな場合はどうしたら、という具体的な質問が出ていました。

最近は、手持ちの本を裁断・スキャンして電子書籍で読む「自炊」派が増えているそうですが、反対に自分だけの本を手作りしたい方もいらっしゃるのですね(*^_^*)。愛読書に自分だけの表紙をつけるのも素敵ですし、自分の撮った写真で写真集を作ったら嬉しいでしょうね。

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2010年11月27日 (土)

赤い色で名前を書かない

韓国の人類学者さんが、外国人からよく聞かれる質問の形で、韓国人の文化や風習、歴史などについて説明した新書、「韓国人の作法」を読んでいたら、こんな文章が出て来ました。



韓国人がふだん赤い色で名前を書かない
のは、死んだ人の名前を赤い色で書くからである。棺の上にかぶせる布の上に亡者の名前が赤い色で書かれる。亡くなった人の戸籍には赤い線が引かれ・・・(略)・・・名前と関連した赤い色は死を意味するもので、生きている人の名前を赤い色で書くということは呪詛なのである。


この間、会社で同僚が赤いボールペンで署名しているのを見て、うーん?と感じたのを思い出しました( ̄Д ̄;;。

うさみも赤で名前を書くことに、気持ち的な抵抗があります(^^ゞ。
人様の名前を書く場合に赤は使わないし、自分の名前でも赤ペンしかなくてどうしてもというのでなければ使わないと思います。

祖母にだったか、母にだったか忘れましたが、子供の頃、赤でひとの名前は書いちゃダメ、と言われました。そもそも赤は添削以外、字を書くのに使うものではないと。
理由は、縁起が悪いとか失礼だとかそんなことだったように思います。

以後、それを不思議に思うことも無く日本人の常識かと従って来たのですが(^^ゞ、全く気にしない人もいるようです。赤ペンで名前を書いていた同僚は、うさみと同年代ですので、年齢の問題ではないらしいです。20101011_p1060731

日本人が赤で名前を書くのを避けるのは、お墓に生きている人の名前を入れる時(建立者の名前とか、生前戒名をいただいた場合とか)赤字にするからだという説が有力のようです。(他には果たし状の字が赤字だったからとか・・・)
韓国の風習と、現象的には違いますが、底に流れるものは同じでしょうか。

赤は血の色、太陽の色で命の根源につながる色なんですよね。それをむやみに使う事に対する忌避の気持ちは、一概に迷信とは言い切れないような気がします。
自分がどう思うかとは別に、そう感じる方も多くいることを知っておけば、無意識に人を不快にしなくてすむことでしょう。

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2010年11月20日 (土)

クリスマスに絵本

ささやかなクリスマスのボランティアで、家族と離れて暮らすこどもにプレゼントを贈ることになりました。

相手は2歳の女の子だそうです。
希望の玩具と一緒に絵本をあげたいと思いましたが、普段子供に縁がないもので、2歳がどのくらいおおきいのか小さいのか、どんな遊びをしているのか、見当がつきません(^_^;)。字は自分で読めませんよね?

お子さんのいる方に、言葉のしゃべり具合は人によること、まだそれほど男女で好みの違いはないらしいこと、などを教えてもらいました。

それならば、どんな絵本がいいでしょう。
ストーリーが複雑でなく、絵だけでわかりやすいもの、楽しくて幸せなお話で、クリスマスにちなんだものがいいなあ、と思い、ネットで下調べをし、現物を見に本屋さんに向かいました。

棚を飾るあざやかなクリスマス絵本たちに、自分も欲しくなったりしましたが、プレゼント用はこれに決定・購入しました~。

ルララとトーララ クリスマスのプレゼント



うさみの好きなもの、うさぎ色彩、がダブルで出て来るお話だったので、これだ!と思いました(≧∇≦)。
この10 月に出版されたばかりで、持っている可能性が低いだろうこともポイントが高かったです。

2匹のうさぎがクリスマスプレゼントにサンタさんにお願いしたい「あったかくて、ふわふわのセーター」を何色にしようか考えるうち、空想の世界であちこち飛び回り、いろんな色に触れるというお話。
赤い夕陽青い海紫のすみれの花もみのきの緑・・・と虹の七色が出て来て、最後のページで望み通りの素敵なプレゼントをもらいます(#^.^#)。

ひとに本を贈るのって、相手の趣味を知っていても、既読かどうかわからなくて難しいものですが、こどもの絵本を選ぶのは、こちらも楽しくなる経験でした。

他に候補として考えていたのはこんな絵本でした(*^_^*)。

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2010年10月 3日 (日)

「モリオ」

荻上直子監督の「トイレット」、映画が気に入ったので原案小説モリオ」も読んでみました(#^.^#)。

映画でも小説でも、同じ雰囲気、うさみの好きなタイプの香りが漂っていました。
監督の作品にはよく“不思議な人”が出て来ます。はたから見るとフツーじゃない言動を起こす人たち・・・たとえ作品中で詳しく説明されなくても、作った側ではちゃんとその理由や背景を設定しているんですね。

うさみは小説でも映画でもそうですが、作った側も答えを持たないのではと疑いたくなる曖昧設定を出されるのが苦手です(^^ゞ・・・ラストシーンまで進んでも核となる設定が明かされないストーリーは、むずむずして、背中が掻きたいのに手が届かないようなもやもや気分になってしまうのです。
外から見て、説明のつかない感情、どうしてこんなことをしたのかわからない行動でも、実際は何かの理由やきっかけがあったんじゃないかと思うわけです・・・。ひとが作ったお話の世界においては、その理屈付けがされていて欲しい、全部を種明かししてくれなくても、ヒントくらい匂わせてくれていいでしょう?

ファンタジーやSFで、現実とはまったく違う世界を創造する時に、見えるところだけしか作って(考えて)いなくて、裏側は張りぼてで真白だったり、細部はごまかしてぼやんとしていたり、みたいなのも、お話に集中できません。重箱の隅をつつく嫌な読者かな(^_^;)・・・。

それはさておき、「モリオ」です(^○^)。

映画の主人公は、理系のアニメオタクな弟でしたが、小説は、ミシンで花柄スカートを縫うお兄さんのお話。お母さんの形見のミシンでスカートを縫う所だけが同じで、ひきこもりでもピアニストでもありません。
昔書いたこの小説のキャラクターを映画に出してみたのだそうです。

本筋とはそんなに関係ありませんが、気に入った一節・・・。

手芸店を探索していて気がついたことがある。時間をかけてじっくりといろんなものを見ていても、店員は絶対に話しかけてこない。もちろん、尋ねればいろいろ答えてくれるようだ。でも、こちらが尋ねない限り、いつまでもほっといてくれる。まるで本屋と同じだ。これは、かなり嬉しい発見だった。

そう、そうなんですよ~(^◇^)!

手芸屋さん本屋さんと同じで、店員さんが「いらっしゃいませ」以外の余計な声をかけてこないので、好きにぶらぶら出来るのです~。
こんなのを作りたくて、こういう材料ありますか、と相談すれば、一緒に探して選んでくれるし、作り方をアドバイスしてくれますが、無理に勧めたりはされません。ぐるぐる店内を回っているうち、つい長居をしてしまうのも本屋さんと同じですね(*^。^*)。

そして、うさみの好きな刺繍のことは、こんな素敵な文章で説明されていました。

刺繍は、信じられないような細かい作業で描いた絵画であり、ビーズは複雑極まりないフォルムで僕を魅了した。

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2010年7月29日 (木)

「イメージの森のなかへ」

本との出逢いは、人間のそれと同じでさまざまですね(*^。^*)。

新刊情報を得て発売日を楽しみに本屋さんに駆けつけていち早く手にする本もあれば、発売して何年もその存在を知らずにいて、たまたま本屋さんの棚で出会う本もあり、雑誌やネットの紹介で知る本もあります。

最近本屋さんの特集コーナーで出会ってとても気に入り、そのシリーズを全部揃えたいと思っている大型美術絵本があります。
イメージの森のなかへ」というシリーズで、1冊につき一人の画家を取り上げ、全部で12冊が発売されています。

宣伝コピーはこんな感じ。
画家別に構成された、一気に読み通せる名画の鑑賞の手引き。専門用語を使わない、日常の言葉に徹した本文と、数多くの鮮明な部分図版を駆使した解説によって、お仕着せの結論では無く、読者自身が新たに何かを発見し、新鮮な感動を体験できるよう導いて行く。」



うさみが出会った1冊は、「眠り特集」コーナーに飾られていた「バーン=ジョーンズ 眠り姫」でした(#^.^#)。
その画家の世間で有名な作品だけを扱うのでなく、画家20100725_p1060439の人生や心に最も触れる作品を選んで紹介する視点が面白いのと、絵を部分的に切り取ったり、色やトーンを変えたりして見せる印刷が美麗で、子供向け絵本にとどめておくのはもったいないです(^^ゞ。美術好きの大人の鑑賞に十二分に耐えると思います。

バーン=ジョーンズは、割と好きな画家ですが、この本で取り上げている「いばら姫」(眠れる森の美女のお話)の連作は知りませんでした。1枚目の、王子様が眠りの森に入るところ以外は、眠っている人しか描かれていない絵で、幻想的な雰囲気と色調に、こちらも緩やかで柔らかい眠りに誘われそうです(*^_^*)。

バーン=ジョーンズの他の画家は、フェルメール、ブリューゲル、ルソー、モネ、ダヴィンチ、ミケランジェロ、ゴッホ、スーラ、レンブラント、ゴヤ、ボッティチェリ
好きな画家の分だけでも揃えたいと思い、2冊目は「スーラ 光の詩人」を買いました(^○^)。うさみの好きな「化粧する若い女性」の絵がのっていて嬉しいです。20100725_p1060437

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2010年7月 6日 (火)

きいろいかさ

うっとおしい雨の日、本屋さんのウィンドーに、ぽこぽこっと鮮やかな花が咲いて見えました(^○^)。

何だろう、と近寄ってみると、花だと思ったのは、そこの本屋さんがおすすめする季節の絵本の傘の絵でした(#^.^#)。

タイトルは「きいろいかさ」。



韓国の作家さんが描かれた本なのだそうです。素朴なラインとポップな色が楽しく、雨の日の憂鬱な気分を晴らしてくれそう、とすぐに購入しました(^○^)。

きいろい傘(を差したひと)が家を出て、他の色の傘と合流して、町のあちこちを歩いて、ある場所に着くまでを、空の上から眺めて描いています。傘の持ち主の姿は見えませんが、最後のページで、あ、ここを目指してたのか~(^◇^)、なるほどね、と持ち主の素性が判明して、思わずにっこりしてしまう仕組みです(^^♪。20100626_p1060315

この絵本は、最初から最後まで絵だけで文章は一言も出て来ません。その代わりに、絵のイメージで作曲されたピアノ音楽集を収録したCDがついているのです♪。

見開き1ページにつき1曲。
最初に、音楽無しで本を読んだ時よりも、CDを聞きながらもう1度ページをたどった時の方が、雨の情景があざやかに迫って来ました。
メインテーマが少しずつ変わりながら繰り返されます。いつもは面倒だなあ、嫌だなあと思ってしまう雨の音が、リズミカルで楽しく面白いストーリーを持って聞こえて来るのです。

きっと、子供の頃、新しく買ってもらった傘が嬉しくて、水溜りをはねながら踊り歩いたことを、誰もが思い出すのではないでしょうか(*^。^*)。

うさみも、黄色い傘を持っていました。
大人になってからも、お気に入りの黄色い傘があり、気持ちを明るくしてくれたものですが、汚れが目立つのが唯一の難点でした(^^ゞ。

この本を読んだら、また黄色い傘が欲しくなりました。今度傘を買う時は、黄色にしようかな~。

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2010年6月29日 (火)

懐かしい言葉、覚えた言葉

人生が長くなるに連れて、知っている言葉も増えて行きますが、使わないと、自動的に脳の奥にしまわれます。それでもすっかり消えてしまうのではなく、久しぶりに出会うと、また奥から出て来てくれるんですね、不思議です(^○^)。

村上たかしのほんまかいな見聞録」という大阪人の漫画家さんが描いた大阪見聞録コミックで、そんな懐かしい言葉に再会しました(^^ゞ。



いわく、
大阪のオバちゃんは、夏は家の中ではシミーズいっちょう、外に出る時は、健康センターのムームーみたいな服、”アッパッパー”を着ている、アッパッパーってなんやねん。

アッパッパ、懐かしい~!もうずっと聞くことすらなかった言葉です~。
関西から使われだした言葉だと辞書にはありましたが、新潟県人のうさみの祖母もよく使ってました~(*^。^*)!語源はup a partsとかupper partsとからしいです。
最近でも、ストンとラクに着られる夏用ワンピースは売ってますが、アッパッパとは呼んでいませんよね?オシャレ感が薄いからでしょうか(^^ゞ?

最近、新しく覚えた言葉もあります(^○^)。
和田はつ子さんの時代小説「おとぎ菓子」に出てきた「居職」と「出職」。



大食いは、「出職」なら豪快で活きがいいが、「居職」の指物師ではそうもいかないと。

へえ、外に出て働く「出職」に、居座って働く「居職」かあ。勤め人のデスクワーク、なんて言うより格好いいなあ、と思いましたが、調べたら実はちょっと意味が違うのでした(^^ゞ。
「居職」さんは居座って働く、という意味ではなくて、自分の家に居る、自宅で働くか、家の外で働くか、っていう区別だったのでした。
でもこの言葉が気に入ったので、うさみは現代版「居職」と名乗ろうかと思っています(^^♪。

そしてつい最近、恥ずかしながら、やっと意味がわかった言葉があります(^_^;)。

しばらく前、少女漫画のあるコマに、「ドヤ顔!」という書き文字があったのですが、うさみには何のことかわかりませんでした(-_-;)。
・・・ドヤはドヤ街のドヤ?(・・? でも、クールでハンサムな主人公のアップに、ドヤ街がどういう関係が・・・?

と、不思議に思ったのをその後忘れていましたが、ワールドカップの特集番組で、芸人さんが「ドヤ顔や~!」と言うのを聞き、ドヤは”どうや!?”だったのか~!と理解したのでした(^^ゞ。言われてみれば、件の漫画は、得意げな表情でした(^_^;)。

耳で聞いていればすぐわかったのかもしれませんが、文字だと全然想像もつきませんでした・・・。
古い言葉も新しい言葉も、ひとの暮らしから生まれる言葉って面白いものですね~。

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