聴導犬
「人と犬の素敵な関係 聴導犬は音を教える命のパートナー」と題した聴導犬の講演会に行って来ました(*^。^*)。
数年前に「聴導犬」の存在を知った時、言葉を話せないわんこが、どうやって耳の不自由な方のお手伝いをするのか、具体的なイメージがつかめませんでした。
身体障害者補助犬法は、聴導犬と盲導犬・介助犬が対象ですが、日本で活躍している聴導犬はふた桁台、一般にはまだあまり知られていないのではないかと思います。
うさみが持っている電子辞書の、広辞苑には「聴導犬」の項目はありませんが、英和辞典で「hearing dog」を引くと、「聴導犬」と出て来ます。欧米と日本の普及度合いがこれでもわかりますね(^_^;)。
玄関のベルや笛吹きやかん、目覚まし時計などの音をユーザーさんに教える のが、聴導犬のお仕事です。
それが耳の不自由な方にとってどれほど重要で有難いことなのか、お話を聞いて初めて実感しました。
「聴導犬は音を知らせるのではなく、出来事を知らせるのです」。
玄関ベルの音、時計やキッチンタイマーのアラーム音、人が呼ぶ声、聴導犬はそれらを伝えることで、お客さんが来ていること、お湯が沸いたこと、起きる時間になったことを教えてくれます。
毎日の暮らしの中で、ほとんどの出来事を目で知覚しているつもりでしたが、実は耳から把握していることってたくさんあったんですね。
玄関に誰か来たこと、やかんのお湯が沸騰したこと、うっかり手から鍵を落としたこと、後ろから車が近づいていること、銀行の窓口で自分の順番が来たこと・・・みんな聞こえなかったら知ることが出来ません(@_@;)。
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